祝政権交代2.
2009年 09月 01日
選挙当日早朝、これから投票箱が開かれるという時間に某局に呼ばれた塩爺は何の恥じらいもなく民主党攻撃を展開したことは既に述べたが、この耄碌爺ィは夜になって開票が続く時間になってからも「民主党が勝ったら国会は滅茶苦茶になる」ととち狂った発言を繰返していた。余計なお世話だ。国民はその「滅茶苦茶」の方を選択したのである。
自民党大好きのそのまんま東も今朝「民主は勝ち過ぎだ。爆発する」とコメントしていたが、古賀選対との裏取引を画策していた芸人風情が偉そうに言うことではない。民主の「勝ち過ぎ」も自民の「負け過ぎ」も、全ては有権者各位様の有難き「御宣託」なのである。(ボケが!)
あと変わったところではかつて民主党から参院選に出馬して大量得票して当選後すぐ辞めた巨泉氏が(余程鳩山兄が嫌いなのか)「鳩山政権は保って2年だ」と酷評していた。昔「2回予算編成から離れたら自民党は崩壊する」と言ったのは小沢さんだが、それなら「2年も保てば充分(!)」という計算になる。前回自民党が下野した期間はたったの数ヶ月だったから、その後まもなく社会党を取り込んで「自社さ」政権として政権復帰を果たしたわけであるが、当時の自民党は「腐っても鯛」、223議席を有する衆院第一党だったのである。
今回の自民は中堅・若手総崩れで「救急車状態」の 119議席しか与えられていないのだから、悲願の政権奪取を果たした民主党は腐されようがボロっ滓に言われようが、「マニフェスト最優先」という「錦の御旗」を掲げて政権にしがみついていさえすればいいのである。それだけで自民党は自壊し、「諸悪の根源」=政・財・官の癒着構造は劣化~淘汰されるのだ。
霞ヶ関には徹底して情報公開を迫り、それによって得た情報は可能な限り一般公開して国民の信頼をかち得る。また公約の進展度は随時明らかにし、もしも或る政策が実現困難だった場合はその理由・原因も逐一明らかにして一般国民の了解を(得られたら)得ると・・まあそうやってあまり肩肘張らずに、しかし真面目に正直に、とりあえずは一年間(可能なら四年間は)総理の椅子の「盥回し」でも何でもやって「民主党政権を維持」してもらいたい。笑。なんとなれば「継続」することにこそ今意味があるからである。
そうでもしないと「自民党の再生」もあり得ないだろう。勿論自民党なんか解党してくれてもこちらは一向に構わないんだけれど・・。ぁそ。
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民主、各省庁の概算要求を抜本見直しへ 8月31日20時10分配信 読売新聞
民主党は31日、2010年度予算について各省庁が提出した概算要求を抜本的に見直し、予算の全面的な組み替えに着手する方針を明らかにした。
同日締め切った概算要求は合計で約92兆1300億円と過去最大となったが、大幅に変更される見通しだ。
民主党の鳩山代表は31日、記者団に対し「政権がいよいよ交代するという時に、民主党の目に触れていない形で概算要求がなされたことは歓迎すべきではない」と不快感を示した。その上で「根本的に変えていく努力が必要だ」と明言した。
首相の下に新設する国家戦略室が、「子ども手当」など政権公約を踏まえた予算編成の基本方針を策定し、それに沿って各大臣が概算要求を見直すとみられる。予算の編成作業が例年より大幅にずれ込むのは必至で、10年度予算の政府案を年内に決定できるかどうか微妙な情勢だ。
各省庁が31日までに財務省に提出した10年度の概算要求は一般会計の総額が約92兆1300億円と09年度当初予算より約3兆5800億円増え、概算要求段階では04年度(約86兆4500億円)を上回って過去最大となった。
一般歳出は09年度当初予算より約9400億円多い約52兆6700億円、国債費は約1兆6721億円多い約21兆9158億円、地方交付税交付金等は約9695億円多い約17兆5428億円。08年度決算の赤字を穴埋めするため国債発行額の上積みなど約7182億円を見込んだ。
最終更新:8月31日21時45分 読売新聞
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各省が民主党新政権へ軽くジャブを放ったということだろうが、舐めているね。
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大量落選で派閥必衰…「本当に自民壊れた」
特集 政権交代
衆院選での歴史的敗北を受け、自民党各派閥の勢力はそろって激減した。野党転落に伴い、将来の首相候補を担ぐという派閥本来の意義は一層薄まり、今後、衰退は避けられないとの見方が強まっている。
「小泉首相になって、構造改革路線を突っ走ったが、後継者の選択を誤ったこともあり、本当に自民党が壊れてしまった」
派閥領袖でありながら、落選の憂き目を見た山崎拓・前副総裁は31日、メールマガジンでこう心境を語った。自ら率いる山崎派の今後の運営については、周囲に「まだ白紙だ」と困惑気味に語っているという。
今回は派閥領袖7人(選挙前に引退した津島派の津島雄二・元厚相は除く)のうち、山崎氏のほか、町村信孝・前官房長官、伊吹文明・元幹事長が小選挙区で敗北した。
町村、伊吹氏は比例代表でかろうじて復活当選を果たしたが、党内では「派閥領袖は小選挙区当選が当たり前という時代ではない」とため息が漏れる。
最大派閥町村派は、公示前の約3分の1まで減じ、衆参合計では第1派閥を維持したが、衆院では第2派閥に後退した。衆院第1派閥となったのは古賀派だが、同派も51人から25人に半減した。
二階派の当選者は二階経済産業相ただ一人で、同派関係者は「会長1人と参院議員2人の3人だけになってしまった。野党になったこともあり、今後、どうするかはゆっくり考えるしかない」と力なく語る。
ある派閥からは「派閥事務所の家賃約100万円を払うのは、今の人数のままではきつい。いずれ閉鎖せざるを得ない」との悲鳴も聞かれる。
派閥の「中身」も変容しそうだ。今回、同党の新人候補の当選はわずか5人。地盤の弱い若手が大量に落選したこともあり、「派閥の高齢化が進み、活気は急速に衰える」との見方も出ている。
自民党は9月28日に総裁選を行う予定だが、派閥単位で候補者を決めるという従来の光景は、当面見られないとの観測も出ている。
菅義偉選挙対策副委員長(古賀派)は31日、都内で記者団に、「もう衆院で119人しかいない。派閥で物事を決めるとか、領袖が集まって決めることはなくすべきだ」と語っており、派閥の液状化が一層進む可能性も指摘されている。
(2009年9月1日08時40分 読売新聞)
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二階派が衆院で二階一人になったというのは笑わせる。ガハハ。
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普天間見直し、再協議せず=民主新政権をけん制-米国務省 jiji.com
【ワシントン時事】米国務省のケリー報道官は31日の記者会見で、民主党が主張する在日米軍再編合意の見直しについて「米国は日本政府と普天間飛行場の(沖縄県内)移設や、在沖縄海兵隊のグアム移転について再協議する考えはない」と述べ、新政権が正式に提起しても応じない考えを強調した。
米政府は従来、再編計画の修正に否定的だった。民主党を中心とする政権の発足を前に改めて見直しに反対することで、新政権をけん制する狙いとみられる。
また、ケリー報道官は海上自衛隊によるインド洋での給油活動について「決定的な役割を果たしている」と指摘、アフガニスタンでの対テロ作戦に関連した日本の貢献の継続に期待を表明した。(2009/09/01-07:32)
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2009年9月1日 17時08分 『共同』
16日に特別国会を召集 鳩山内閣誕生へ
政府与党は1日、首相指名選挙を行う特別国会を16日に召集する方針を決めた。会期は19日までの4日間。4日にも開かれる各派協議会で各党の了承を得る考えだ。政府高官が明らかにした。民主党は16日に鳩山由紀夫代表が首相に選出された後、直ちに社民、国民新両党との連立内閣を発足させる方針だ。特別国会について、民主党は「鳩山首相」の外交日程に支障が生じないよう15日召集を求めていた。
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by musasinokosugi
| 2009-09-01 17:28
| 時事