人気ブログランキング |

時事、写真、身の回りの事、etc.


by musasinokosugi
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

勝因・敗因。

d0136282_15415287.jpg

民主、補正予算を原則全面停止…未執行分
9月3日12時29分配信 読売新聞

 民主党は3日、政権発足後の2009年度予算執行について、補正予算の一般会計総額13兆9256億円のうち、未執行分の予算の執行を原則として全面停止する方針を固めた。

 予算の内容を精査し、災害対策など緊急性の高い事業は継続する。来週以降、継続事業の絞り込みに入る方針だ。

 直嶋政調会長、長妻昭政調会長代理ら政調幹部が3日午前、国会内で協議し、一致した。

 補正予算の全面執行停止は、衆院選で「国民生活重視の立場で予算配分を全面的に組み替える」と訴えたことを踏まえ、予算編成をゼロベースで見直す狙いがある。そのうえで、政権公約(マニフェスト)に盛り込んだ生活保護世帯に対する母子加算の復活など、新規の事業に着手する。

 執行停止によって確保した財源は、「子ども手当」や農家への戸別所得補償制度など2010年度以降に新設する制度の財源に回したい考えだ。

 民主党はすでに、補正予算に盛り込まれた46基金4・3兆円のうち、景気刺激効果が薄いと判断した1兆円以上を凍結する方針を固めている。秋の臨時国会にこれらの見直しを盛り込んだ09年度第2次補正予算案を提出する方針だ。 最終更新:9月3日12時29分

============

1.民主党の勝因は、小沢参謀の立てた作戦とその実行~幹部の緻密な連携から最後は鳩山代表のキャラクターに至るまで全てがうまく行った結果である。
 その小沢さんは「選挙の終わった翌日から選挙は始まる」と言っている。
 その好例が静岡7区の彼である。前回刺客・片山さつきに僅差で敗れたが、今回民主党も地元で有名なアナウンサーを立てて来たのでどうなるかと思っていた。前回の終盤戦「彼は泣き落としに出ている」と非難していたさつきだったが、今回は自分の方が泣き落としばかりか集会で土下座までしていた。

 ただ民主党単独の力でここまでの圧勝を導き得たとは思わない方がいいのは当然だろう。

一.メディアには前回の小泉「郵政選挙」の結果に対してそれなりの反省があった。その反省が「前回は小泉に圧勝させたから今回は民主だ」という程度では所詮は「劇場型政治」「テレポリティックス」の域を出るものではない。
 政権交代実現プロジェクトを発足させたという噂の某「朝日新聞」と「聖教新聞」の印刷担当の某「毎日新聞」は今回「民主320議席」を予想したが見事に外し、現実に予想を的中させたのは彼らより「右寄り」とされる「日経」・「読売」・「産経」の各紙だった。

二.共産党からの「陰ながらのアシスト」も大きかったと思う。この政党はどの選挙区でも数万票の集票能力はあるので、ここが今回は「少し大人になって」国民全体の空気を読み、「建設的野党」の路線に転換したことは非常に大きい。彼らは今回「自民も駄目だが民主も駄目だ」という従来定番の論調は明白に避けていた。
 
2.次に自民党の敗因であるが、簡単に言えば自民党全体が情勢を読めず、国民の空気を読めない「KY」的制度疲労に陥っていた。これだけ時間をかけて民主党以下野党をじらせておきながら、ではその間自分たちは何か体勢立直しのため有益なことをしたかと言えばそんなことはまるでなくて、いたずらに内紛に明け暮れるばかりだった。
 参院選での大敗北がまったく教訓化されなかった結果がこの史上空前の大敗北であるから自業自得としか言いようがない。もう終わったかもしれない。

3.「脱・官僚」をスローガンにした「みんなの党」は結成3週間にして「老舗」社民党とほぼ同数の300万票以上を獲得したが、候補者不足から比例区で獲得出来た筈の2議席を民主党同様(←こちらは3議席)棒に振った。国民新党にしても全国で130万余票だから「一枚看板」とは言えこの数字は大きい。渡辺代表の話では、一人600万円という供託金を用立て出来なかったということである。二世議員たる渡辺代表自身も今度は「借金ができた」というのであるから、「金がなかった」という一点だけでもこの党は信頼に足ると思う。小沢さんも高く買っているとのことである。

4.政権党には誘惑も多いということであるが、元来個々人の人間なんてものは他愛もないもので(はあ?)これを篭絡しようと思ったら昔からやることは同じで「①呑ます②抱かせる③摑ませる」の3点セットの組み合わせで大抵は堕ちるとしたものである。これら「魔の手」を即座に撥ね付けられるのは鉄仮面=岡田幹事長くらいしかいないのではないか。笑。
 今回民主党の新人議員は143名いるということであるから、この人たちを誰がどのように教育するかが大問題で、中には簡単に敵の手に落ちる者や故・永田議員のように独善的に突っ走ってしまう者も出て不思議はない。

=============

by musasinokosugi | 2009-09-03 15:42 | 時事