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by musasinokosugi
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飛田東映3本立上映中。

 財務省の増税路線、外務省・防衛省の忠米路線には「小鳩体制」では都合が悪かったのだなということが次第にあからさまになりつつある今日この頃ですが、皆さん如何お暮らしですか、なんちゃって。世間では入梅と同時の真夏日で、ワールド・カップでは「日本は一勝も出来ない」という大方の予想を覆して、格上の相手を間違って(?)負かしてしまいました。スペインだって負けたくらいですから、こういうこともあっていいのでしょうね。岡ちゃんが「目標はベスト4」と言ったのも「FIFAランキング4位のオランダと伍したい」という意味だったんでしょうか?・・というわけで、私の方は更新が滞って、昨日は久しぶりにランキング圏外に落ちました。あっちゃ。昨日来て戴いた116IP、259PVの方本当にありがとうってか、自分もその数に入っているのかな?汗。ぁそ。(10/June/18後記:さっき『相撲協会の腐敗とそれを隠蔽する体質は今に始まったことではない。名古屋場所は開催中止して再建・再生を目指すのが常識である。』とtwitしてやった。w)

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1.博奕打ち 不死身の勝負

goo映画によると: ↓ ↓

あらすじ(ねたばれ注意)

かつては隆盛を誇った筑豊炭田も、昭和初期になると安価な撫順炭に押されて不景気に追い込まれていた。鉱主は賃下げや運賃の予算縮小でこの不況打開を計った。それに反発した若松の花村海運の女社長スギは、鉱主の一人石島の暴力を受けたが、ちょうど居合せた常太郎に助けられた。彼は“爆弾常"の異名をとる博奕打ちで、鉱主たちの開く賭場に来ていた。常太郎の気っぷに惚れたスギは番頭格の宮田と義兄弟の盃を交させ、身内に加えた。しかし、博奕好きの常太郎は、鉱主の荒尾に大金を借りたため、金を返すまでという約束で荒尾の仕事をすることになった。常太郎の采配で荒尾炭坑の出炭量が増したが、それを快く思わない納屋頭谷口に喧嘩を売られ、荒尾とその娘アヤに止められた。これが原因で、谷口は石島の許に走った。これを見た石島は、荒尾が取引先の阪神製鉄の借金を即刻返済するか、アヤを阪神製鉄社長の息子の嫁にするかどちらかを選べと、自から代理人となって膝詰談判をした。そんな時、突然宮田が常太郎を訪ねてきた。石島が運賃を払わないというのだ。その上、そこで博奕をやり、借金をしてしまったのだ。常太郎は謝りにいって悽惨な制裁を受けた。この場は荒尾が金でおさめてくれたが、石島と荒尾の間は険悪になってしまった。そこで、荒尾は阪神製鉄の借金を返すため、石島とさしで博奕の勝負を挑んだが、炭坑の発掘権まで失い、自らの手で命を断った。常太郎は荒尾の通夜の日、葬い合戦とばかり石島と向い、炭坑を賭けてサイコロをふった。勝負は常太郎の勝だったが、石島は子分と共に常太郎に斬りつけてきた。常太郎は乱闘の末、石島を斬り、駆けつけたアヤに炭坑の権利書を渡すと、警官にひかれていった。

・・ということであるが、清純な荒尾アヤ役の橘ますみという女優さんは随分沢山の映画に出演しているが、いわゆる主演級ではない、地味な役柄の人のようである。
 アヤに一目惚れする阪神製鉄社長のアホ息子(筧野義夫)役は例によって故藤山寛美で、こういう役をやらせたらこの人の右に出る者はいなかったのである。

博奕打ち 不死身の勝負(1967) - goo 映画博奕打ち 不死身の勝負(1967) - goo 映画

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2.新・極道記者 逃げ馬伝説

共演で唐十郎が出ている。70年代を席巻した『状況劇場』(紅テント)の主宰者であり自身も「眼光鋭い」(←映画では新しく娘になる小学生に「ビー玉みたいな眼」と言われていた。笑。)一種異様な役者である・・と言っても今の人たちは知らないかも知れないが、現在は横浜国大で教鞭を取りながら学生劇団『唐組』を率いている。大阪にも一度公演を打ちに来たことがあったが、私は残念ながらその芝居は見られなかったことは以前どこかで書いた。でも私は大阪城公園で舞台の設営中に通りかかったのだから、なぜそのとき写真の一枚も撮っておかなかったのか、今考えると不思議である。カメラを持っていなかったのだろうか。外に居たメンバーと少し話して「大将来てる?」と訊いたら、彼は「はい」と笑って答えたのだが、そのとき遠目に、テントの中であの異様な眼が一瞬光ったように感じた「筈」なのだが、これは後から改変された記憶だろうか。

 70年代当時のいわゆる「アングラ劇団」即ち「紅テント」や「黒テント」や「天井桟敷」の話をし出すととてつもなく長くなるので省略するが、いやあ、思えば実にいい時代だった。ぁそ。 
 映画のことも少し触れておくと、「再会」とかいうスナックでの乱痴気騒ぎは唐の独壇場で、『状況』の芝居を一瞬髣髴とさせるものがあった。『唐組』の芝居も機会があったら是非一度見てみたい。w
 主演の奥田瑛二が本作では企画も担当している。22歳のとき友人に勧められて『契約愛人』の道に入った不感症の音楽教師、組の名前だけの幹部として妻子を抱えながら『鉄砲玉』となり指名手配される男、気まぐれで書いた小説がたまたま大ヒットし流行作家に成り上がってしまったギャンブル好きの男など、世間から少々外れた人物が登場して『家族とは何か』という山田洋次並の大テーマを追求している。

新・極道記者 逃げ馬伝説(1996) - goo 映画新・極道記者 逃げ馬伝説(1996) - goo 映画

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3.男はつらいよ(第24作)寅次郎春の夢

 アメリカ人版の「フーテンの寅」= マイケル・ジョーダン( ハーブ・エデルマン)が日本へ来て行商まがいのことをするが思うに任せず、結局失意の中アメリカの母の元へ帰る迄の顛末が描かれる。日米文化の相違~比較がこの映画の大きなテーマになっているが、満男くんは今回英語塾に通っており、先生はアメリカ生活の経験のある高井めぐみ(林寛子)で、母親圭子役が夫に先立たれた今回のマドンナ=香川京子という構成になっている。

 終盤の大きな見せ場は圭子・めぐみの母子がとらやへ遊びに来たときのエピソードである。
 日本人独特の(かどうか)「阿吽の呼吸」やら「眼と眼で見詰め合って、それだけで互いの意思の疎通をはかる」ことなどはアメリカ人には到底理解出来ないから、「日本人は無口で何を考えているのかわからないから不気味だ」と思われてしまうのだと、アメリカ生活を振り返りつつめぐみが「解説」する。
 日本では(つい最近迄基本的には儒教社会だったせいか)男女が人前でいちゃいちゃするなどとんでもない破廉恥な所業であるとされて来たが、一方アメリカでは長年連れ添った夫婦であろうとも毎朝毎晩キスを交わし、"I love you."と口に出して互いに愛を確かめ合うのが習いある習慣であると、そういう話から、では相手から愛を告白されたとき、相手の意を汲むことが出来なかったらどうすべきかも、めぐみは明快に答えた。

「impossible.」これである。「それは出来ない、不可能だ」と面と向かって宣言すると言うのである。どこかの新しい首相にも聞かせてやりたい言葉である。
 後に帰国を前にして、さくらに"I love you."と思わずコクってしまったマイク・ジョーダンに対し、さくらは「インポッシブル」と答え、「博を愛しているのか?」と尚も食い下がるマイクには「イエス(当然よ)」と答える。

 話は前後するが、京都へセールスに出掛けたマイクはそこで旅の一座の『蝶々夫人』を観劇することになり、マダム・バタフライのアリアの場面では「現地妻=蝶々夫人」と彼女を振り切って船に乗るキャプテン・ピンカートンの二人を(状況は大分違うが)自分とさくらに置き換え空想に耽り、感涙に咽ぶのである。倍賞千恵子が歌手に戻ってアリアを歌うこの場面は圧巻で、このシリーズの名場面の一つであると思う。

男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979) - goo 映画男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979) - goo 映画

cf.蝶々夫人その後・・

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大丈夫か菅内閣・スキャンダル続出 蓮舫痴漢秘書を隠したのか
【政治・経済】
2010年6月16日 『日刊ゲンダイ』掲載

組閣前は強硬に否定していた
●枝野幹事長は天下り法人から献金
 組閣からまだ1週間。今度は菅内閣の目玉大臣、蓮舫行政刷新相(42)にスキャンダル発覚である。公設秘書が痴漢をしていた。しかも、蓮舫が入閣まで秘書のハレンチ行為を“隠蔽”していた疑惑まで浮上している。

 痴漢をしていたのは蓮舫の公設第1秘書(32)。2日午前2時5分頃、豊島区池袋の路上で、自転車で追い抜きざまに飲食店の店員(18)のスカートをめくり、尻を触って逃げていた。
 女性が巡回していたパトカーに「あの人、痴漢です」と訴えたことから、警官が秘書を呼びとめ、池袋署に任意同行、事情を聴いた。当初「知らない」と否定していたが、「スカートの中を見たくてやった」と認めたという。女性が「早く帰りたい」と被害届を出さずに帰宅したため、朝4時過ぎ、注意して帰宅させている。
「男性は2~3年前から公設秘書をしている。政治家志望だと聞いています。性格はおとなしくてマジメ。7月の参院選で再選を目指す蓮舫のために、学生ボランティアを束ねていた。酒を飲んでいたらしいが、痴漢をするタイプじゃない。ただ、蓮舫は裏表が激しい。ストレスをためていたのかもしれません」(民主党関係者)
 ちょうど2日は、鳩山首相が両院議員総会で辞意を漏らした日。男性秘書はすぐに弁護士に相談し、蓮舫に事件を報告したという。
 問題は、蓮舫がこの痴漢事件を隠し通そうとした疑いがあることだ。3日にメディアが蓮舫本人に事実関係を確認したが「痴漢とは聞いていない」「刑事事件になっていない」「女性の言い分と食い違いがある」……の一点張りだった。公設秘書が痴漢をしたことを認めようとしなかった。
「もし、公設秘書が痴漢をしていたことが事前に分かっていたら、さすがに菅首相も蓮舫の入閣を渋ったはず。蓮舫が組閣まで事件を隠したかったのは間違いないでしょう。不自然なのは、男性はいつもと変わらず4日まで議員会館で仕事をしていたのに、4日付で依願退職したことです。当時は、早ければ4日にも組閣するとみられていた。組閣直前に尻尾を切ろうとしたのではないか」(政界関係者)
 いま頃になって蓮舫は、「女性として、娘を育てる母として、あってはならないことだ」と、もっともらしいことを言っているが、だったら、なぜ組閣前は「刑事事件になっていない!」と言い張っていたのか。
 日刊ゲンダイ本紙の取材に対して、大臣室は「蓮舫事務所から返事をさせる」と約束したが、返事はなかった。
 菅内閣は「クリーン」を売り物にしてスタートしたが、荒井聡戦略相の「事務所費疑惑」を皮切りに次々にマイナス材料が発覚。枝野幹事長が、仕分けすべき「天下り法人」の理事から巨額の政治献金を受けていたことも問題になり始めている。
 菅内閣が延長ナシで国会を閉じたのは、国会を開いていたら野党から攻撃されて支持率が下がると懸念したからだ。しかし、もう一発、大きな疑惑が発覚したら国会が閉じていようが、菅政権は苦しくなる。政界の裏側では、菅首相本人の超ド級のスキャンダルが囁かれている。民主党はこのまま7月11日の参院選までたどりつくのか。

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外務官僚 メンツ丸潰れの右往左往
【政治・経済】
2010年6月17日 『日刊ゲンダイ』掲載

中国大使を民間人に奪われて…
 伊藤忠商事の丹羽宇一郎相談役(71)が17日、中国大使に就任する。主要国の大使に民間人が就くのは、50年代の米国大使とフランス大使以来、実に半世紀ぶりの大抜擢人事だ。
 今回の人事、どんな経緯で決まったのか。外交問題に詳しいジャーナリストの歳川隆雄氏が言う。
「岡田外相は、次官経験者の大使就任を禁じるなど政治主導に本気で、最初から民間人起用を決めていました。丹羽氏を岡田外相に推薦したのは、中国通で知られる経済同友会幹事の小林陽太郎氏(富士ゼロックス元会長)で、外相は2カ月ほど前から秘密裏に打診していたらしい。外務省内の人材難も理由としてあった。中国大使はこれまで、3代続けて省内の中国専門家『チャイナ・スクール』から出ていたが、宮本雄二前大使の後に適任者がいなかったのです」
 民間人大使の拡充を主張している菅政権は、ギリシャ大使にも元野村HD副社長の戸田博史(58)を起用した。
 大使は外務官僚なら誰でも目指すポスト。長年、官僚の“指定席”だった大使の座を次々に民間人に奪われ、外務省内には動揺が広がっている。パニック寸前だ。
 元レバノン大使の天木直人氏がこう言う。
「とりわけ米国やロシア、中国など主要国大使のいすは、外務官僚の出世レースの終着点と言っていい。主要国の大使は潤沢な機密費や大使館の経費が使えるなど、ケタ違いの待遇が与えられます。それだけに、この人事に対する外務官僚の衝撃は相当です。このままでは、米国大使やロシア大使のポストも奪われるのではないかと、戦々恐々でしょう」

●年収5000万円“宮殿”暮らしの特権もパー
 外務官僚が失うことを恐れている大使の特権とは、何なのか。庶民が聞いたら、卒倒するほどすさまじいものだ。
「大使を3年やれば都心に家が建つといわれています。本俸の2000万円でも十分にスゴいが、手当がハンパじゃないのです。在勤基本手当だけで年間924万円。子女教育手当が年間172万円、このほかサラリーマンの月給並みの配偶者手当や住宅手当など、トータルで年収4000万~5000万円に膨れ上がる。手当だけで生活してもお釣りが来るのです」(外交ジャーナリスト)
 大使公邸はテニスコートやプール付きの大宮殿。大使は現地でメイドを雇い「閣下」なんて呼ばれている。実際、前大使の宮本氏の傍若無人ぶりにはア然だった。
 大使公邸の隣の工事の騒音がうるさいからと、北京市内の超一流ホテルに隣接するレジデンス暮らし。その滞在費用は年間1400万円だ。さらに、大使館まで10メートルの距離しかないのにリムジンで通勤していたのである。そんな王侯貴族のような生活を失うのだから、悲鳴が上がっているのだ。しかも、夫婦関係が険悪になるのも必至だ。外務省事情通が言う。
「外交官夫人は、亭主の肩書によって身分が決まるヒエラルキー社会です。大使夫人になれば、周囲からチヤホヤされ、王妃のような暮らしが約束される。そのために、外交官夫人は教養を身につけ、おしゃれと美容にカネをかけ、社交の場で上司の妻を持ち上げてきたのです。それなのに、大使夫人になれないとなると『今までの私の努力は何だったのよ』となる。女房からは一生イヤミを言われるでしょう」
 たかが公僕である外務官僚に、半ば自動的に、こんな特権が与えられていたことがおかしいのだ。見直すのが当たり前である。今回の人事には、「ザマーミロ!」と拍手喝采している国民が多い。菅首相、岡田外相は官僚の抵抗に負けず、既得権益にどんどんメスを入れるべきだ。

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(某ブログ近況)
2010.06.06 ~ 2010.06.12 4052PV  1173IP 8805位/1423481ブログ
2010.05.30 ~ 2010.06.05 4201PV  1263IP 6285位/1420313ブログ
2010.05.23 ~ 2010.05.29 3230PV  1144IP 7540位/1417064ブログ

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by musasinokosugi | 2010-06-18 07:27 | 写真・ムービー等