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by musasinokosugi
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我が三連敗の弁。汗。

我が三連敗の弁。汗。_d0136282_10311376.jpg

昨日私の応援した3人はみんな負けてしまった。あちゃ。こういう状態を「インケツ」というらしい。正確な意味も、漢字でどう書くかも知らないが、「勝利の女神」とは正反対の「敗軍の将」・「疫病神」というようなニュアンスの自嘲語・罵倒語らしい。当然下品な隠語(?)だろうから、あまり使わない方がいいかもね。で、その三人は誰かと言うと、もう想像はつくだろうが:1.トラックの女王・福士加代子さん。2.西の正横綱・朝青龍。3.熊谷さだとし大阪府知事候補。の三人である。1.の福士さんは最近名前を覚えただけ、昨日折り返し点前後の軽快な走りをテレビで見て一遍に好きになり、彼女の終盤の疾走を是非共カメラに納めたかったのだが・・ポッ。2.は千秋楽の横綱対決ということで、天邪鬼の私は悪餓鬼=朝青龍を敢て応援した。白鵬が嫌いというわけではないが、ちょっと優等生過ぎる。二場所連続で実戦から隔離されていた横綱が勝ったのでは協会の面目丸潰れだろうからこれは止むを得ない当然の結果か。横審の面々の青ちゃん評価も概ね合格点というのも当然で、二日目と楽日しか負けていないのだから、これまで「横綱の資格がない」だとか「辞めさせろ」だとか口汚く喚き散らして来た内舘も何も言えずにこそこそ逃げ帰っただけだ。クソ婆ァ、お前こそ引責辞任しろ!3.の熊谷氏は共産党候補の票と合わせても橋下の単独票に遠く及ばないという完敗ぶりでこれには言いたいことが幾つかある。私が期待したように『やらずの雪』もぱらついて(!)投票率は48.95%だったということだがそれでもこの票差なので呆れるが、いうほど『芸能プロ型パフォーマンス』のハシモトが支持されたわけではなく、民主等野党候補が勝手にころんだ結果と言った方がより正確だろう。というわけで今日は昨日の我が三連敗の復習です。泣。

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1.英のヤマウチが初V 大阪女子マラソン、福士は大失速
2008年1月28日 03時25分 『中日新聞』

 8月の北京五輪女子マラソン代表選手選考会を兼ねた大阪国際女子マラソンは27日、大阪市の長居陸上競技場を発着とする42・195キロで行われ、マーラ・ヤマウチ(英国)が2時間25分10秒でマラソン初優勝した。日本選手では森本友(天満屋)が2時間25分34秒での2位が最高。ハーフマラソンなど長距離種目で日本記録を持ち、初マラソンで注目された福士加代子(ワコール)はスタートから飛ばしたが、30キロすぎから失速し、2時間40分54秒で19位に終わった。

 前回優勝の原裕美子(京セラ)は体調不良のため欠場した。

 代表選考レースは、3月9日の名古屋国際女子マラソン(中日新聞社共催)が残されている。代表選手枠3人のうち、昨夏の世界選手権で日本選手最高の3位となった土佐礼子(三井住友海上)が内定。

 昨年11月の東京国際女子マラソンに大会新記録で優勝したアテネ五輪金メダルの野口みずき(シスメックス)が確実とされ、事実上残る1枠をシドニー五輪金メダルの高橋尚子(ファイテン、本社客員)らが争うことになる。(中日新聞)

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*代表の選考方法が私には今ひとつ不可解である。なんだかあちこちの冠スポンサー等の利権絡みで曖昧決着が図られているように思えてならない。難しいだろうが「これなら選手らも文句のつけようがない」という選出方法で選ばれるべきではないだろうか。
 今回日本人トップの森本選手のタイムが悪かった(?←どういう基準からか、2時間22分を切らなければ選考枠には入らないということだったらしい)ので、三月名古屋に出場する予定のQちゃんこと高橋尚子選手が一躍脚光を浴びているということであるが、だけどそれだったら前回アテネになぜ彼女を出してあげなかったのかと私は思う。
 で、府知事選の誰かじゃないけど「(マラソンには)出ない、出ない」と言っていた福士さんは初のマラソン挑戦で日本人トップの座を目指したが、計ったように「30kmの壁」に泣いた。序盤戦、彼女の公園内での飛び出しを撮った私たちのYouTubeムービーだが既に214回も再生されている。(最後尾のグループのムービー再生はまだ13回。早くも体調不良の選手が出ていた情景もある。)
 私は実は今日になるまで彼女が計四回も転倒していたことは知らなかったのだが、後半あんなにバテバテになっても結果19位だったのだからこれも凄い話である。

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2.千秋楽・白熱の綱決戦、大相撲人気踏みとどまる 『日経新聞』

 「最高の一番だった」。大相撲初場所最終日の27日、白鵬に朝青龍が大相撲の末投げ飛ばされた瞬間、満員御礼の両国国技館は無数の座布団が舞い拍手と歓声に包まれた。朝青龍問題のほか、時津風部屋力士急死事件など不祥事に揺れる大相撲人気は、千秋楽の横綱同士の白熱した取り組みで、かろうじて土俵際に踏みとどまったようだ。

 東京都新宿区の小学1年生(7)は友人親子と母親の4人で升席観戦。「休んでいた朝青龍を白鵬が投げ飛ばしてくれると信じていた」と跳びはねて拍手。相撲ファン歴50年という千葉県流山市の主婦(75)は「朝青龍はブランクがあったのに2敗だけとは、悔しいけど強さには文句なし」と興奮気味。ただ、モンゴル出身横綱同士の相星決戦に「日本力士の逆襲が見たい」とも。

 この日の国技館は観客1万1000人を超え満員御礼。日本相撲協会によると、当日券約350枚を求め発売開始前までに約600人が列をつくったという。(01:08)

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*「大相撲人気が踏みとどまった」というこの指摘は正解と思う。
 協会への不信不満で私のように長い間大相撲には興味を失っていた人間までもが、この十五日間に限ってはしばしば相撲中継を見ていた。それで久しぶりに大相撲をみていて感じたことは、まず外国人力士の多さである。昔のように一人二人が活躍し注目されているというのではない。大勢の外国出身者が、上がったり下がったりのエレベーター力士にまでなっている。日本国内だけから内弟子をスカウトして来る時代は完璧に終わっているようで、モンゴル出身の東西両横綱の千秋楽決戦というのも(話が出来過ぎているきらいがあるが!)時代を象徴している。
 初日二日目の朝青龍は太め残りでもっさりしている印象があった。私は彼は他の力士と比べて小さいのだと思い込んでいたが、今は体も一回り大きくなっている。
 あと、出身地のみを強調する「琴欧州」とか「バルト(←漢字がわからない!)」とかいった四股名はなんとかならないか。笑。横綱は二人ともいい四股名がつけられている。

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3.浪速に橋下旋風 表情引き締め決意 『京都新聞』
財政再建 かなりハードにやる

 大阪に「橋下旋風」が吹いた。33年ぶりの与野党激突となった“大阪冬の陣”。府民は27日、自民、公明両党が推した弁護士でタレントの橋下徹氏(38) に軍配を上げた。財政再建に景気対策、子育て支援…。山積する課題に「やり抜きます」。茶髪にジーンズ姿でお茶の間に浸透した全国最年少知事が、待ったなしの大阪再生のかじを取る。

 当選を決めた橋下氏の事務所は支援者ら約150人が詰め掛け、身動きできない状態。喜びに目を潤ませた橋下氏は「一から大阪府を立て直す」と宣言、立候補を後押ししたタレントのやしきたかじんさんから贈られたタイを万歳三唱に合わせて持ち上げ、事務所は喜びに沸いた。

 財政再建や子育て支援などの公約実現について問われると「必要なものはやっていく。無駄な部分はどんどん省く。かなりハードにやります。やり抜きます」と表情を引き締めた。

 平松邦夫大阪市長も事務所に現れ「おめでとう」と橋下氏と握手した。

 「立候補しない」との発言を一転して翻し、昨年12月12日、「政党の推薦がなくても出る」と出馬表明に踏み切った橋下氏。しかし、集まったスタッフは、マネジャーや、大阪府内の市議会議員ら6人だけで、心細いスタートだった。

 告示日までは街頭に出ず、保育園や老人ホームで耳を傾けた。スタッフと府政を調べ上げ、部屋にこもって「子どもが笑う街」を目指したマニフェストを書き上げた。

 「脱タレント」で当選した宮崎県の東国原英夫知事を意識、スーツに着替えて髪も黒く染めた。
 街頭に立つと「僕を育ててくれた大阪が大好き。でも汚い、犯罪率が高いと悪口を言われるのが我慢ならない」と、大阪への愛情をアピール。事務所はいつの間にか、府立北野高校ラグビー部で一緒に汗を流した仲間ら数十人であふれ返った。(共同通信)

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*今回府知事選では戦術・戦略面において奇妙な逆転現象が起きている。民主系候補は何を思ったかしきりと関西財界に色目を使い「四年で所得50万円増」などと財界好みの「画餅」を提示して有権者の歓心を買おうとしたが、私はあれはいささかピント外れだったと思う。つまり民主候補は自公が「これではセンキョに勝てない」とかなぐり捨てた戦法をわざわざ好んで拾って来たわけである。
 逆に橋下陣営は民主候補が採るべき戦術を先手先手と素早く採用して行った。

*橋下だとかのタレントグループは基本は自公支持の守旧派だから私は嫌いなので、あんなに圧勝されてしまっては正直困る。笑。知事室に籠ってくれるのなら別に腹も立たないが、今後そのまんまらとつるんで「洗濯」の政治を掲げてはしゃぎ回るのは必至だから始末が悪い。3,500億円の財政赤字を隠していたと朝日にすっぱ抜かれた大阪府は正味『夕張状態』の財政状況だから、その再建は誰がやってもすんなりうまく行く筈もないので、まあせいぜい頑張って「嘘つき」と言われないようにして欲しいが、「新たな債券はもう発行しない」という彼の基本方針には早くも自公からクレームが付いている。従前型の散財政治を主張する自公と橋下府政がもし折り合いを欠くというのなら、民主党以下はこの機に乗じて一転橋下擁護に回り、橋下城を乗っ取ってしまうのがいい。この期に及んでもなお私利私欲に走る土建屋・財界・自公勢力とはきれいさっぱり手を切れ。
 そのまんま東国原宮崎県知事と言えば終盤「橋下を知事に選ばなければ宮崎が危ない」とまで絶叫していたがどこにそんな根拠があるか、あれははっきり言えばデマゴギーの散布そのものであって、他党候補は即刻抗議の声を上げて然るべきだった。
 あと、創価学会は橋下が嫌いだった筈だが(?)上部からの命令一つで九割が橋下に投票したというのだからこれも怖い勢力である。

 次に《民主候補はなぜ敗れたか》という問題であるが:
(1)人選・戦略・戦術全てが間違っていたのは前述した通りである。
 私は熊谷さんには何の恨みもないが、あの顔はいわゆる《悪人顔》で政治家には本来不向きである。彼の顔を知ったとき私は唖然とした。余程面白いことでも言う人なのかと思ったがそれもない。強面の頑固親父が自己主張しているだけという印象である。
 政策なら候補者は誰でもいいことしか言わないのだから、問題は訴求力、アピールする力、大道パフォーマンス力、もっと言ってしまえば、聴衆をどれだけ笑わせられるかということである。笑わせてしまえば勝ちなのである。これがショーアップされた現在の政治の基本だろう。

(2)ところが熊谷氏にはまったくそれがない。三者の公開討論でも矢鱈ムキになって自説を強調するだけだった。これでは甘やかされて育った馬鹿者たちの支持を取り付けることは到底不可能である。これは共産党候補にも言えることだが、真面目に正論を展開したからと言ってそれだけでは駄目なのである。それでは我々中高年を納得させることは出来ても無党派層も若者も付いて来ない。まして終盤では頼みの中高年票までもが橋下に流れたというのだからどうしようもない。
 
(3)では誰を候補に立てるべきだったか。政治家だったら辻元清美~鈴木ムネオクラス、タレントだったら伸介~藤田まことクラスという、存在するだけでパフォーマンスする力のある大物を立てるべきだった。それなら参院選に集約された民主支持票を維持出来ただろう。尤も大阪府は元々自公の強い地盤だし、知事の座を仮に野党の側で奪取出来たとしても難問山積だから本気で取りに行く気があったかどうかは疑問の残るところである。逆に橋下が最後の最後まで「出ない、出ない」と言い張っていたのも一種高等戦術だった可能性もある。仮に今回大阪府知事の座を野党が取っていれば中央での政権交代はほぼ確定していた筈だが、民主党は勝負どころへ来るとはっきり言って何をやらせてもとてもダサい政党という感じがする。管さんは古臭いし(←というか年老いた顔でニタニタ質問している場面ばかりがテレビで流されて来るし!)鳩山さんもいつももごもご口調では冴えというものがない。「ガソリン値下げ隊」にしても凡そセンスというものが感じられないし、第一誰もが「値上げ隊」と何回も言い間違えるとはどういうことか。笑って済ませられる問題ではないだろう。私には『たけしのTVタックル』に出ている連中も体良く取り込まれているだけという印象だ。

(4)今は良くも悪くも「イメージ選挙」「パフォーマンス政治」の時代だが、民主党も社民党も共産党もこれがわかっているとは思えない。かく言う私の感覚も古臭いものだろうから、民主党は早急にどこかの有力な芸能プロとかに依頼して今回の敗因を徹底分析して貰った方がいい。w

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(番外)吉永小百合 鳴りやまぬ拍手に感涙 『デイリースポーツ』

 女優・吉永小百合(62)が、主演映画「母べえ」が全国327スクリーンで封切られた26日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで舞台あいさつに登場した。山田洋次監督と34年ぶりにタッグを組んだ小百合は、超満員の観客席を見渡すと感極まって涙。「弱いもの、小さなものに対する優しく温かいまなざしにあふれた映画。一生、忘れられない思い出になる」と語った。

  ◇  ◇

 思いを込めて作りあげた作品の初日。出演112作目の大女優ですら緊張するという。

 「お客さんにいい条件で映画館に来てほしい。雪が降ったらどうしようとドキドキした」と苦笑いした小百合。だが、日本晴れの下、集まった満員の観客の鳴りやまない拍手に、思わず声を詰まらせ、ハンカチであふれそうになる涙をぬぐった。

 「平和への祈り」というテーマに、太平洋戦争前後、懸命に生きる母と家族の物語。原爆詩の朗読活動を20年以上続ける小百合は「10代の少年少女に見てほしい」と大阪、広島など全国10都市11カ所のキャンペーンを精力的に回った。

 母親役を演じるにあたり、自身と母との過去もさらけ出す覚悟も見せた。NHKスペシャルでは、母との30年以上にわたった断絶を告白し、母になることを断念した胸の内も明かした。

 そしてこの日、本当の家族のようになった共演者との晴れ舞台を迎えた。主演映画「モンゴル」がアカデミー賞外国語映画賞候補となった浅野忠信を“家族”全員で祝福する場面もあった。

 配給の松竹によれば「興行収入は30億円が見えた」という好スタートを切った。ベルリン国際映画祭のコンペ部門にも出品され、現地時間13日の公式上映には小百合も山田監督らと出席予定。日本中に広がった小百合の平和への思いが、今度は世界へと伝えられる。

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*この関連で昨日の日曜洋画劇場は『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』だったので少し得した気分だった。ぁそ。

男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974) - goo 映画男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974) - goo 映画

by musasinokosugi | 2008-01-28 10:35