人気ブログランキング |

時事、写真、身の回りの事、etc.


by musasinokosugi
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

危機の創出。

Excite エキサイト : 国際ニュース
d0136282_66479.jpg


 今日は「緊張なしでは生きられない」という「緊張おたく」の話である。北の自称「人工衛星打ち上げ」を巡って今自衛隊のパフォーマンスが大々的に繰広げられているのは当然の話で、例えばニートの若者を入隊勧誘するときは「大丈夫、戦争なんか行かない。大型免許は取れるし、宿舎・三食付で休暇もボーナスもあるし♪」云々と誘っておいて、甘言に釣られていざ入隊してみると戦前の旧日本軍並みの愛国教育を頭ごなしに注入される。
「防衛大出身者」(←士官候補生だ)と「一般隊員」(←ブーツ・オン・ザ・グラウンドの一般兵卒だ)との待遇格差は終生変わることがなく、一般隊員は現実離れした空しい思想教育を建前だけのお題目としてやり過ごし、こともあろうにエロ画像と一緒に軍の最高機密をウィニーで垂れ流したりする。

 それでも自衛隊は軍隊である。しかも装備はアメリカ譲りの立派な近代兵器を備えているがその実力たるや極東で一番弱い軍隊だ。強制付与された使命感や愛国心では人は命のやり取りは出来ないのだ。だから北が大陸間弾道弾の試射を「人工衛星の打ち上げ」と称してテストを強行し、いやが上にも対日の「緊張」を増幅してくれるのは実は内心大歓迎なのである。それでこそ自らのレゾン・デートルを思う存分宣伝出来る。現場の個々の隊員たちに襲いかかるのはかかるギャップに次ぐギャップの連続である。
「危機を仮借なく刷り込まれる」という点では事情は北の兵士・国民も同様で、ここに相互の「危機の煽り立て」による「靠れ合い」という構図が如実になる。米ソの冷戦時代以降、世界情勢は全て「危機の煽り立て」の連続である。大国同士の戦争は封印される代わりに、世界のどこかで戦争が行われ、今やテロリズムまでもが世界中に拡散されてしまった。我々の生きている現代という時代は、このような「平時と戦時の区別がつき難い時代」なのである。

============

 そういうわけで、今回の検察による時局への露骨な介入によって一挙に息を吹き返した麻生は、俄然断然「反転攻勢」の姿勢を明らかにし、「10兆円の補正予算に反対出来るもんならしてみろ。5月解散だぞ」と野党を挑発するアドバルンを揚げた。人間変われば変わるもので、この豹変ぶりは一体何なんだ?!笑。
 尤もこれも内閣支持率次第で、TBS後藤キャスターによると「30%」を突破したら直ちに解散という腹らしい。5月を逃すと任期満了まで突き進むしかないが、麻生は側近には自分の手で解散すると言っている。面白くなって来たが解散するもしないも、あくまで麻生の権限であって、民主党が泥沼から息を吹き返せば解散なんかしないし、このままジリジリ後退を続けるならば解散もあり得るという揺さぶり・様子見発言である。w

============

北ミサイル発射の自制要求決議、衆参両院が全会一致で採択
特集 北朝鮮情勢

 衆参両院は31日、「人工衛星」の打ち上げを名目に弾道ミサイルの発射準備を進めている北朝鮮に対し、発射の自制を求める決議をそれぞれ全会一致で採択した。

 決議は、北朝鮮のミサイル発射の動きを「我が国のみならず北東アジア地域の平和と安定を損なう行為として、断じて容認できない。断固たる抗議の意思を表明する」と非難し、自制を強く要求した。ただ、ミサイル発射が「国連安全保障理事会の決議に明白に違反する」との文言は、共産、社民両党などが異論を唱えたため、決議に盛り込まれなかった。

 麻生首相は採択を受け、31日の参院本会議で、「(ミサイル発射は)国連安保理決議にも反するものだ。発射を強行した場合は、まずは国連安保理でしっかりと取り上げたい」と述べた。
(2009年3月31日13時15分 読売新聞)

============

1.言うまでもなく戦争は政治の延長であり、古典的な時代にあっては全ての兵器は「戦争の道具」即ち敵を殺戮し、或いは戦闘不能にするための道具であったが、第一次第二次の世界大戦を経て、「原水爆の発明・開発」を受けると「兵器」の意味が大きく変わって来た。「核兵器」は威力ある武器だが使えない兵器、「それを使ったらおしまいよ」という「最終兵器」である。ヒロシマ・ナガサキがそれを「実証」した。「通常兵器」とは明らかに一線を画した「新兵器」がここに誕生したわけである。

「米ソ冷戦時代」米ソの両大国は核武装を含むありとあらゆる分野で覇を競い合った。両者は互いに互いの鼻面へ核ミサイルを突きつけ合い、「緊張」を煽り立ててその反動で自国を引き締め合うという「相互依存関係」にあったと言える。
 ここに「道具としての武器」という定義には収まり切れない「恫喝の手段としての核兵器」というマターが登場するのである。

 吉本隆明が言うところのニヒリズムというのはここである。核兵器が使用されることを前提にした議論、「全面核戦争」が充分に勃発し得ることを想定した議論などはニヒリズムそのものであり、つまるところはその論理的帰結として「何でもあり」の暴論百出に至ってしまうのである。
「人類が絶滅することは或いはあり得ても、現在の科学では地上の生命全てを死滅させたり地球を消滅させたりすることは不可能である。少なくとも昆虫だけは生き残る」だとか「人間一度は死すべき存在である。核戦争で老若男女みんな一緒に死に絶えるのも風流ではないか」とか「仮に人類が死滅したところで宇宙の大勢にはなんら影響はないだろう」とか・・こういった主張ことごとくを空理空論として例外なく退ける立場でもの申すのが知性・叡智というものかも知れないのである。

 それで、誰を脅すのかと言えば、敵味方を問わず「普通に暮らす普通の人々」を、である。言い換えれば、敵対する両者が脅迫するのはそれぞれ自国の民であると言っていい。

2.両大国が「核・恫喝」によって互いに身動きならない状態に追い込まれている間もソ連崩壊後も、「破局に至らない戦争」「恒常的な局地戦」は間断なく行われた。ハンガリー、ユーゴ、ポーランド、インドシナ、中印国境、中ソ対立、朝鮮動乱、チベット、アフガン、イラン・イラク、イスラエルvsアラブ、米vsイラク、アフリカ(順不同)・・と数え上げればきりがない。世界は第三次世界大戦の代用として数多くの「小戦争」を繰返して来たのである。

 今は全世界規模のテロリズムもあるし、ソマリアの難民が選択している「職業としての海賊」行為もある。イスラム対キリストの文明衝突を招聘したのはアメリカの世界戦略だろう。
 今回の北の戦略は「長距離ミサイルのテストを兼ねた人工衛星の打ち上げ」という二つの顔を敢て持たせたことにその眼目がある。いつも悪知恵だけは立派な国で、これで強硬な主戦派を納得させられるし、世界に対する言い訳も出来るという一石二鳥なわけである。
 アメリカはと言えば「お家大事」で「ハワイにまでは届かない(コースが違う)」と楽観している。

3.ビジネスとしての戦争・・これは一義的には兵器産業とネオコンが結託した「世界の憲兵」=アメリカの戦争を指すが、今私には詳述する準備がない。

============

cf.冷戦
cf.冷戦(ウィキペディア)

============

内定取り消し1845人=2社を初公表-厚労省調べ
3月31日8時45分配信 時事通信

 厚生労働省は31日、企業から採用内定を取り消された今春卒業予定者が1845人(23日現在)と、前回調査(2月19日現在、1574人)から271 人増えたと発表した。また、内定を取り消した企業として、電子部品製造の小松ライト製作所(大阪府吹田市)、システム開発のジー・イー・エヌ(北九州市)の2社を公表した。社名公表は今年1月に導入された制度で、今回が第一弾。
 取り消し件数は、全国のハローワークが確認したもの。内訳は大学などが1501人、高校が344人。取り消した企業(支社レベルなどを含む)は404社で62社増えた。
 一方、企業名公表は(1)事業活動の縮小を余儀なくされているとは明らかに認められない(2)同一年度内に10人以上を取り消し-など5項目のうち1つでも該当した場合が対象。小松ライト製作所は21人、ジー社は20人の内定を取り消した。
 今回公表されたのは、要件に該当することが確定した企業のみ。3月末の状況については、来月追加公表する。 

============

by musasinokosugi | 2009-03-31 23:50 | 時事