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by musasinokosugi
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飛田東映入門。

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 昨日は飛田の全日500円通しの割引デーで、邦画は『日本女侠伝 激斗ひめゆり岬』『紅姉妹 後編』『傷だらけの人生』の3本立てだった。普通寅さんのない日は私は行かないのだが、今回は紅姉妹の後編があったので行った。
 それで映画の話は別項に譲るとして、今日は初心者用に、一部にリクエストされている『飛田東映・トビタシネマ』というレアな映画館の入門ガイドを少しだけしてみるってか、ぁそ♪

①場所:
 大阪市西成区山王2-14-3 
 TEL06(6641)5801
 地下鉄動物園前の「山王」の交差点から、ジャンジャン横丁とは反対側の「動物園前1番街」~「動物園前2番街」を進んで行くとOS劇場の先というか、高速高架下の通り沿いにある。

②営業:
 「飛田東映(邦画)」と「トビタシネマ(洋画)」は同一館内に隣接してある。どちらも午前9時頃の開館で翌朝の5時ぴったりの閉館である。その間受付で名前を告げれば何度でも出入り自由である。飲食物も持ち込み自由。酒はどうだったろうか、私は持ち込んだことがないからわからない。開館中3本の映画を途切れることなく連続放映している。

③番組:
 入館の際券売機で買った券を受付に渡すと半券ではなく一ヶ月の邦画・洋画の番組表を手渡される。これで当面のスケジュールがわかる。営業はほぼ年中無休のオールナイト興行で、年末年始に2日程締めるだけである。500円*払えば暑気・寒気を凌げ、雨露を凌げるのだから、アルミ缶回収で生計を立てている人などもしばしば利用する。私の知人も一時ホームレスをしていた頃この映画館を宿代わりに何度も使用したらしい。昨日もよりによって館内通路のど真ん中に寝ている老人がいて、掃除の人に「頭蹴られるで」と注意されても移動はおろか起きようともしなかったが、こんなのは私も初めて見た。普通通路に寝る人は通行の邪魔にならないように隅っこの方に新聞を敷いたりしているのである。

*料金は通常800円だが、早朝・レイト・深夜の割引があり、火・金は全日500円である。

④座席:
 客席が幾つあるのか数えたことはないが4つのブロックに分かれていて、推定だが全部で200席くらいじゃないだろうか。座席は小さく、持込の私物と合わせて2人分使う人も多い。使用頻度の高い端の席は痛みが激しくて、中には底板の抜けたすわれない席もあったりする。

⑤客層:
 若い女性には会ったことがない。笑。男女のペアもまずいない。
 稀に小奇麗な格好をした若者や会社員風の人も見掛けるが、客はその殆どが労務者風の(?)中高年の男性である。館内で喫煙する人も多く、いびきをかいて寝る人やちょっとしたことで口論を始める人もいて、そういう人と遭遇したときは私は折を見て席を移動する。館内に矢鱈食べ物の容器や空き缶、煙草の吸殻が投げ捨てられるが、従業員が定期的に館内清掃・トイレ掃除をしている。朝5時の閉館の際は殺虫剤や消毒剤の撒布もしているということである。5時にはセンターのシャッターも開くので、家のない人もとりあえずは行く先に困らないわけである。

日本女侠伝 激斗ひめゆり岬(1971) - goo 映画
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紅姉妹 - goo 映画
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傷だらけの人生(1971) - goo 映画
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by musasinokosugi | 2009-06-03 13:17