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by musasinokosugi
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<   2009年 10月 ( 18 )   > この月の画像一覧

旧政権の化石。

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旧政権の金融庁長官をしていたというチョビ髭の五味某という天下りのゴミが「ウェイクアップ」に出て来て、「旧政権のせいにしないで民主党は自分の責任で問題解決しろ」などと偉そうにほざいていたが、言ってる内容は「大企業に負担を課すな」とか「外需だ」とか、見事に旧態依然の決まり文句だけであって進歩というものがなく、こいつらは「政権交代の現実」というものをいまだ「見たくないから見ていない(!)」時代に取り残されたボンクラだなと私は呆れた。だいたいが民主党を「普通に」批判していいのは我々一般市民「だけ(!)」なのであって、旧政権の中枢にいて今や全否定された奴らが何を偉そうにしゃしゃり出て来るのか!?鳩ちゃんならずとも、「お前らだけには言われたくねえよ」ということなのである。奴らの出番はとっくに終わっている。自民党の林某という参院議員といい、こういう奴らを後生大事に有難がって只飯食わせて抱き込んでいる財界だとか某野村総研のシンクタンクだとかといった組織は程度が低過ぎて「お里が知れる」と言うしかないところである。保守でも復古派でもいいから「もっと頭が切れて使う値打ちのある人間を使え!」と言うことなのだ。

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「核兵器全廃」決議:最多170カ国の賛成で採択 国連委 10/30毎日jp

【ニューヨーク小倉孝保】国連総会第1委員会(軍縮・安全保障)は29日、日本が作成し米国などとともに提出した核兵器全廃を目指す決議案を過去最多の170カ国の賛成で採択した。同種の決議案採択は94年から16年連続。共同提案国は87カ国で過去最多。米国は初めて共同提案国となった。12月の国連総会で採択される見込み。これで、核実験全面禁止条約(CTBT)の発効や来年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に弾みがつくとみられる。

 米国の賛成は00年以来9年ぶり。英露など核保有国も賛成した。賛成は最も多かった06年の169カ国を超えた。反対はインド、北朝鮮の2カ国で昨年から2カ国減った。中国や、昨年賛成だったフランス、昨年反対だったイスラエルなど計8カ国が棄権した。

 決議は前文で、NPTが核不拡散体制に決定的に重要としたうえで、▽米露の政治的主導で世界的な核軍縮機運が高まっている▽9月の国連安保理首脳会合で「核兵器のない世界」への道筋が確認された--ことに言及、オバマ米大統領が目指す「核なき世界」への動きを歓迎している。

 さらに主文は▽核保有国に核兵器削減を要請▽CTBTの署名・批准を呼び掛け▽CTBT発効までの間、核実験の一時停止の重要性を強調▽兵器用核分裂性物質生産禁止条約(カットオフ条約)交渉の即時開始を要求▽核テロ防止の重要性を強調--する内容となっている。

 日本は細部を変えながらも94年から毎年、同趣旨の決議案を作成、採択させてきた。

 中国は核実験一時停止を求めていることに反発し棄権したと考えられている。

 国連総会決議は安保理決議と違い拘束力はないが、国際社会の政治的意思を示す効果がある。

 ◇国連総会「核兵器全廃」決議の骨子
一、核兵器全廃に向け、決意を新たにする

一、核拡散防止条約(NPT)の義務履行の重要性を再確認。非加盟国に加入を要請。

一、核保有国に透明性のある方法で核削減を要請

一、米露による第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約作りを歓迎

一、核実験全面禁止条約(CTBT)の早期発効に向け、署名、批准を要請

一、核テロ防止の重要性を強調

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 インドと北朝鮮が反対、中国・フランス・イスラエル等が棄権ということである。

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 2009年10月30日 15時14分 毎日jp ( 2009年10月30日 22時23分更新 )
<訃報>三遊亭円楽さん76歳=落語家、「笑点」の元司会者

 テレビの人気番組「笑点」の司会者を長く務めた落語家の三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく、本名・吉河寛海=よしかわ・ひろうみ)さんが29日午前8時15分、肺がんのため東京都中野区内の自宅で死去した。76歳。葬儀は近親者と円楽一門で行い、後日お別れ会を開く。喪主は妻和子(かずこ)さん。

 東京都台東区出身。1955年、六代目三遊亭円生に入門して全生を名乗った。62年、真打ちに昇進し、五代目円楽を襲名。同世代の立川談志さん、古今亭志ん朝(2001年死去)、月の家円鏡(現・橘家円蔵)さんと共に「四天王」と呼ばれた。

 「笑点」(日本テレビ系)には1966年5月のスタート時から出演。「星の王子さま、円楽です」などのキャッチフレーズで人気者になったが、落語に専念しようと77年に降板した。

 78年、落語協会の真打ち昇進制度をめぐり、当時会長の五代目柳家小さん(02年死去)ら執行部と、前会長の円生らが対立。この「落語協会分裂騒動」の際、円楽さんは師匠の円生と共に協会を脱退したため、寄席に出演できなくなった。

 円生が79年に亡くなったあとも、円楽さんの一門は落語協会に戻らなかった。85年には私財を投じて東京都江東区に寄席「若竹」を開設。だが、この寄席は89年に閉館した。一方、82年に急逝した三波伸介の後任司会者として83年に「笑点」に復帰。体調を崩して人工透析を受けていたが、06年5月まで務めた。

 07年2月、東京・国立演芸場で「芝浜」を演じた後、第一線からの引退を発表。その後も胃がん、肺がんの手術を受けながら、後進の指導を続けていた。

 繊細な芸風で「芝浜」「中村仲蔵」「浜野矩随(のりゆき)」などの人情噺(ばなし)を得意とした。

 三遊亭鳳楽さん、好楽さん、円橘さん、楽太郎さん(来年3月、六代目円楽を襲名)ら、多くの弟子を育てた。【油井雅和】

 ◇「人情噺のお手本のような人」…桂歌丸さん

 「笑点」で長年、共演してきた桂歌丸さん(73)は「ちょっと落ち込んでるって聞いたので怒ってあげようと、おととい(28日)連絡して、きょう(30日)会う約束をしていたんです。驚きました」と話す。「円生師匠亡き後、人情噺のお手本のような人でした。1年前に『中村仲蔵』を教えてほしいとお願いしたのが、お会いした最後でした」と残念そう。「落語以外は不器用な人。『笑点』の司会でも間違えたりして、それがかえって面白く、大喜利も陽気になりました。噺家の呼吸を知っているので、歴代司会者の中で一番やりやすかった。柱がなくなって寂しいですね」

 病気療養中の立川談志さん(73)は「一緒の時期に入門し、共に若い時代を過ごしました。残念です」というコメントを出した。

 ◇「円く穏やかで格好いい方でした」…桂三枝さん

 上方落語協会会長の桂三枝さん(66)は「ショックです。昨年12月の対談が、お目にかかった最後でした。お疲れなのに長時間付き合っていただき、自ら寄席を持たれた苦労をもとに、天満天神繁昌亭(はんじょうてい)(2006年オープン)の運営についてアドバイスをいただきました。芸名のごとく、円く穏やかで格好いい方でした」と語った。

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 星の王子様である。慎んでご冥福をお祈りします。合掌。

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2009年10月30日 15時00分『日刊サイゾー』
押尾学のホステス変死事件 遺族の怒りと政治家・大物警察OBによる捜査への圧力

押尾被告はスーツ姿で出廷、短く刈った頭は白髪が目立ったという。
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 押尾学被告の麻薬取締法違反の罪に関する初公判が10月23日に開かれた。世間の注目は、すぐに26日に開かれた酒井法子の初公判に移ってしまった感じだが、事件の"悪質性"から考えたら、押尾事件のほうが考察するに値することは間違いないはずだ。

 その初公判だが、押尾によって見殺しにされたと言える銀座ホステスの田中香織さんの遺族が「押尾はすべて、娘のせいにする」と言っていたように、押尾は公判でも「クスリは香織さんから勧められた」という供述を変えることはなかった。それどころか、体調が急変した香織さんを置いたまま、ほかの場所で合成麻薬を身体から抜く画策をしていたというのだから、あまりの身勝手さに開いた口が塞がらない。

 裁判は、起訴内容に沿った麻薬使用のみについての審理。香織さんの変死事件については検察からの追及もなかった。そのことを受けて公判後は、香織さんの件について「押尾の再逮捕はない」とか「あっても在宅起訴」「いや、書類送検で終わり」などといった噂や憶測が飛び交っている。その根拠は、この事件の影に、押尾のスポンサーであるパチンコ・パチスロ卸大手「フィールズ」の山本英俊会長や、下着通販会社「ピーチ・ジョン」の野口美佳社長がつながる、政治家や大物警察OBの存在がチラついているからだ。

 山本、野口は、自らに累を及ぼしかねないことから、捜査当局に圧力をかけて変死事件の真相を握り潰したいと考えているかもしれない。だが、実際には現時点では、圧力は現場にまで届かず、捜査一課の捜査は粛々と進んでいるようだ。したがって、押尾の再逮捕は判決後に訪れると筆者は信じている。というのも、押尾は任意の事情聴取で、香織さんの体調が急変した後、意識がなくなるまでに30分以上の時間があったことを認めているからだ。

 これは、保護責任者遺棄致死罪にあたる。法廷で押尾は「香織さんにクスリを勧められた」と証言しているが、そのクスリは一体、誰が持っていたものなのか? 香織さんの自宅の家宅捜索ではドラッグの類が押収されているが、捜査当局はこれも押尾が香織さんに預けていたものと見ているという。

 さらに押尾は、ロサンゼルスから7月29日に帰国したと証言しているが、ロス滞在中の押尾に呼ばれて渡米した元ホステスが写真誌で「クスリを飲まされて、死にそうになった」と告白している。そのクスリは合成麻薬だった可能性が高い。帰国時にこのクスリを持ち帰ったことも考えられるのではないか。

 捜査一課は、押尾がドラッグ中毒だったかに焦点を絞って、押尾が出入りしていた銀座や六本木のクラブ関係者から、徹底的に事情聴取を重ねており、それを立証できる証言者を確保したという話もある。

 今回の初公判には、傍聴券を取得するために、香織さんの銀座の仲間たちが100人以上並んだと聞いた。ホステスやスタッフの押尾に対する怒りを感じる。それだけに、香織さんの変死事件は、圧力で真相が握りつぶされるようなことがあってはならないのだ。(文=本多圭)

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アトランティスのこころ(GYAO!)

 フーバーがFBI長官だった時代の話で、奇怪な老人と母子家庭の少年との間の魂の交流を描いている。但し、私としてはアンソニー・ホプキンスが主演の割りには今ひとつ食い足りない部分のある映画だった。
 アンソニー・ホプキンスというといわゆる「性格俳優」であって、インタヴューするにも注文が多く気難しい役者だということになっているが、これも彼の自己演出の効用というべきもので、実際の映画はおどろおどろしい展開の割には、結構落着くべきところに無難に納まるという印象がある。w

アトランティスのこころ(2001) - goo 映画アトランティスのこころ(2001) - goo 映画

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by musasinokosugi | 2009-10-31 16:44 | 時事
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 デンデンタウンの阪急そばである。
 天玉丼が単品で360円というのが目に入ったのでどんなものかなとつい注文してしまったが、品物が出て来て、これは失敗だったと気づいた。私は事前の想像力が欠如していたのである。あちゃ。
 スタンドそばの「天ぷら」というと、確かに桜えびは何匹か入ってはいるが、それを無理矢理(?)天かすで固めたような感じで、一般に全然うまくないのである。それもうどんやそばにトッピングしてあるのなら、これはそういうもんだと思って文句は言わないで食べるが、今回の「丼」ものでは只でさえおいしくない天ぷらをべチョべチョに甘辛く煮込んであって、「こんな偽物の(!)天ぷらなんか要らないから、普通の「玉子丼」か「牛丼」にしてくれ!その方がよっぽどおいしい!」と思った次第である。

by musasinokosugi | 2009-10-31 07:39

自民党は只の野党だ。

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小沢さんが行政刷新会議の人事に噛み付いたとかで、話題になっている。新人議員14名を「党に無断で」(←というのはつまり小沢さんに何の断りもなく、という意味だ)人海戦術に動員したのがけしからんということである。議員をやって40年の自分でさえ解読不能の膨大な資料の山を、新人に精査など出来るわけがないというのである。人選は枝野氏が行ったとかで、中には財務省で予算を策定していたほやほやバリバリの新人議員も含まれているから、彼に指導させれば支障は無いという判断だったらしい。とかく小沢さんから距離を置きたがる仙谷行革大臣や更には平野内閣官房長官へ、ここらで一発かましておかないと増長する?という判断が働いたというのである。民主党内のゴタゴタは反面「民主党の余裕」という側面を持つ。これが与野党伯仲の情勢だったら、とてもじゃないけど、内紛なんかしていられない。代表質問に措ける自民党からの追求だが、日刊ゲンダイが指摘しているように、ヤバイところはまず突付けない。これまで政権の座にあったのは自公だから、内政・外交・霞ヶ関・・と、どこを攻めてもヤブヘビを避けられないのだ。亀ちゃんはしかし3人しか衆院議員がいないのに(!)ついに「逆・郵政」を実現してしまった。メディアは呼ぶ人間がいないものだから、既に終わった竹中を各局でフル出演させている。小泉~竹中は古き良き日本を(はあ?)壊しただけである。公共事業で儲けようなどというのは根底から誤っている。市バスや村営バスが赤字だからと言って即廃止するのか?!小規模農家が不採算だからと言って、爺さん婆さんに小作をさせるのか!?ポチだとか竹中だとかいう奴らは所詮は「この人変なんです!」の口なのである。

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異例の首相所信表明演説、菅副総理との一体感印象づける 2009年 10月 26日 15:27

[東京 26日 ロイター] 鳩山首相の初の所信表明演説は、政権交代を成し遂げた首相の政治理念と目指す国づくりを、平易な言い回しで国民に話しかける異例の内容となった。歴代の演説との違いは表現手法だけでなく、所信表明演説ではめずらしい政治家の個人名が登場。

 演説でただひとり名前が挙がった菅直人・副総理兼国家戦略担当相との一体感も印象づけた。

 鳩山首相は戦後行政の「大掃除」を断行する意欲を語るなかで、税金の使い道と予算編成のあり方を徹底的に見直す必要性を強調。「今後もまた、私と菅副総理のもと、国家戦略室において財政のあり方を根本から見直し、『コンクリートから人へ』の理念に沿ったかたちで、硬直化した財政構造を転換していく」と語った。

 首相周辺筋によると、演説に具体的な政治家の名前が出るのは極めてまれなこと。「鳩山総理の(菅副総理に対する)思いの表れではないか。菅副総理とは長年、一緒に闘ってきて、菅副総理に対する特別な思い、期待、連帯感があるのではないか」(首相周辺筋)とみる。

 鳩山首相は「後世の歴史家から『21世紀の最初の10年が過ぎようとしていたあの時期に、30年後、50年後の日本を見据えた改革が断行された』と評価されるような強く大きな志を持った政権を目指したい」と大変革に立ち向かう決意を述べて演説を締めくくっている。政権の命運は、政治主導の統治機構の核として発足した「国家戦略室」を担当する菅副総理兼国家戦略・経済財政担当相の実績にもかかっているのかもしれない。(ロイターニュース 吉川 裕子)

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首相「公約実現しなければ責任」 衆院代表質問 NIKKEI NET

 国会は28日の衆院本会議で、鳩山由紀夫首相の所信表明演説に各党が代表質問した。首相は民主党が衆院選で掲げたマニフェスト(政権公約)について「国民との契約だ。必ず実現する。もし4年たって政策が達成できなかったと思われたら当然、政治家としての責任をとる」と、衆院の任期満了となる4年後までを視野に、政策の実行に全力をあげると表明した。
 政権交代後、初の与野党論戦で最初の質問に立った自民党の谷垣禎一総裁は、子ども手当などの政策の財源明示を促した。自民党の西村康稔氏、公明党の井上義久幹事長も質問に立ち、与党の民主党は質問を見送った。首相は「無駄遣いや不要不急な事業を見直し、必ず確保できる」と自信を示すとともに、消費税率引き上げに関しては「政治への信頼回復に全力を尽くす。その前に消費税を増税する必要はない」と早期の増税に否定的な考えを示した。(22:51)

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「安重根は民族魂のシンボル」=伊藤博文暗殺100年で式典-韓国首相
 
【ソウル時事】韓国の英雄、安重根が中国ハルビンで伊藤博文を暗殺してから100年を迎えた26日、記念式典がソウルで開かれた。日本の近代化に貢献した伊藤博文だが、韓国では「植民地支配の元凶」。暗殺は「義挙」とされ、安重根も「義士」と呼ばれる。式典に出席した鄭雲燦首相は「安重根義士は誇らしい民族魂のシンボルだ」と称賛した。
 鄭首相はまた「日本帝国主義の象徴だった伊藤博文を狙撃し、韓国人の心意気を満天下にとどろかせた」とも語った。安重根の記念館前広場で開催された式典には鄭首相のほか、安重根の孫ら親類を含む1200人以上が出席。「義挙」をたたえ、万歳三唱し式典を終えた。
 また、ソウル中心部にある文化体育観光省ビルには一般応募で集まった約6000人の顔写真でつくった20メートル四方の安重根の顔の垂れ幕が登場。安重根が主人公のミュージカル公演や、暗殺後、獄中で執筆した「東洋平和論」をテーマにした学術会議なども開かれ、100年の節目を盛り上げている。(2009/10/26-17:11)jiji.com

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鳩山首相:強気の挑発答弁 「こんな財政に誰がした」 10/28 毎日jp

 鳩山由紀夫首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が28日、衆院本会議で始まった。初の国会答弁に臨んだ首相は、衆院選マニフェスト(政権公約)について「国民との契約であり、必ず実現する。もし4年後、達成できなかったと国民から思われたら、政治家として責任を取る」と明言。具体論に踏み込まない安全運転の一方で、厳しい野党質問に対し、挑発的な答弁も目立った。

 代表質問初日には自民党の谷垣禎一総裁と同党の西村康稔政調副会長、公明党の井上義久幹事長が登壇。谷垣氏は「民主党マニフェストは羊頭狗肉(ようとうくにく)だ」などと声を張り上げた。先の衆院選後、自民党支持率は低迷しており、参院静岡、神奈川両補選にも大敗。国会での論戦に何とか活路を見いだそうと、園田博之幹事長代理と何回も推敲(すいこう)を重ねた原稿だ。

 財務相経験者でもある谷垣氏は、財政再建論者。鳩山政権の来年度概算要求を「ばらまき」と批判した谷垣質問に対し、鳩山首相は言い放った。

 「あなた方に言われたくない。より正確に申し上げれば、こんな財政にしたのは誰なんだ」

 それまで腕組みをしながら答弁を聞いていた谷垣氏は、身を乗り出し、ヤジを飛ばした。

 鳩山政権が発足間もないだけに、現政権への批判はそのまま旧自公政権の自己批判につながる可能性もある。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画を巡り、鳩山首相は「今まで10年以上結論を出さなかったのは、どの政権なのか」と切り返した。

 普段、温厚な谷垣氏は代表質問後、鳩山首相の挑発答弁について「そういう反応で乗り越えられると思っているなら、噴飯ものだ」と不快感を表明。しかし当の首相は強気そのもの。28日夕、首相官邸で「旧政権のさまざまな失政のツケが国民に回ってきている。新政権でツケをなくし、よりきれいな状況に戻していかなければならない」と語った。【坂口裕彦】

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八ツ場ダム事業を再検証=中止方針は堅持-国交相
10月27日13時23分配信 時事通信

 前原誠司国土交通相は27日の閣議後記者会見で、八ツ場ダム(群馬県長野原町)建設事業について、「中止の考えは堅持する」とした上で、既に事業を見直す方針を示している141のダム事業と同様に治水効果を再検証する方針を明らかにした。
 同ダムの地元住民は、一方的に中止を表明したとして同相との対話を拒否。同相は「地元の方と意見交換ができる状況をつくりたい」と述べ、再検証のプロセスを経ることで事態を打開したい考えだ。ただ、住民は中止の白紙撤回を求めており、今回の提案で歩み寄るかどうかは不透明だ。

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国会答弁、「官僚頼み」続々=かすむ政治主導 jiji.com

 内閣総務官室が臨時国会での鳩山由紀夫首相らの答弁原稿の作成を各府省に文書で指示していたことが判明し、鳩山内閣が27日、火消しに追われた。平野博文官房長官は文書撤回を指示したが、内閣が掲げる「脱官僚」の旗印に疑問符が付いた格好だ。
 「過去の慣例で、(総務官室が)事務的にやっていた」。平野長官は27日の記者会見で、指示文書への自らの関与を否定。さらに「(文書は)政治主導の考え方からまるで逆行している」とも強調した。
 文書は22日付で、内閣総務官室が作成。答弁原稿の作成に当たっては、「総理答弁にふさわしい格調高い表現にしてください」「役人にしか分からない表現は使わない」などと細かく指示している。
 鳩山内閣は、国会審議でも「政治主導」を貫く立場から、首相や各閣僚が官僚に頼らずに答弁する方向を打ち出している。民主党の小沢一郎幹事長は、官僚の国会答弁を禁じる国会法改正案の今国会提出に意欲を示している。
 しかし、今国会では、与野党議員から事前に質問内容を聞き出す「質問取り」は、従来通り官僚に行わせる方針。国会での官僚答弁についても、小沢氏は26日の会見で、今国会に限って容認する考えを示した。背景には「鳩山政権にとって初めての国会論戦。無難にこなしたい」(政府関係者)との事情がある。
 国会は28日から、与野党の論戦がスタートするが、野党からは「答弁で間違いなくボロが出る。お手並み拝見だ」(自民党中堅)、「政治主導と叫んでいるのに矛盾している」(公明党幹部)と批判する声が上がっている。(2009/10/27-20:22)

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by musasinokosugi | 2009-10-29 22:37 | 時事

臨時国会。

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このところメディアの論調はというと、ノリピー・高相裁判と臨時国会開催とが同列レベルで論じられている。というか国会の方が扱いが小さい。政治などというものは所詮はその程度のお騒がせでいいのかも知れないが、私は最初のうちは応援していたノリピーだったが、彼女が保釈されて以降は、メディアとつるんで彼女を売らんかなという策動が見え見えで、話題として取り上げることさえもが既に売り出し作戦にすっぽり嵌ってしまうかのようで、これもノリピー劇場の一幕であることを遅まきながら悟った次第である。「人生すべて芝居」なのである。あちゃ。売り手が今考えていることは:1.彼女は四十前ならまだ売れる。2.そのためには高相とは離婚させる。3.その場合子供はどうするか・・といった点ではないかと、私は根拠なく勝手に推測している。*自己保身だけで逃げ出した押尾は「すぐいる?」とか要らないとかふざけた「ヤク」絡みではなく、いったい女性を致死させた容疑での取調べをやっているのかもうやらないのか、立件するのかしないのかが本線の筈だが(これもどこかから圧力が加わっているためか)検察の態度は極めて曖昧でその意図がわからない。 

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神奈川・静岡の参院2補選、民主勝利 来夏参院選に弾み NIKKEI NET

 政権交代後、初の国政選挙となった参院神奈川・静岡両選挙区の補欠選挙は25日投票、即日開票され、民主公認の金子洋一氏(47)と土田博和氏(59)がそれぞれ初当選した。鳩山由紀夫首相(民主党代表)は初陣で2勝し、来夏の参院選での民主党による単独過半数獲得に弾みをつけた。8月の衆院選で野党に転落した自民党は党再生に向け出足からつまずいた。
 神奈川補選は民主党参院議員だった浅尾慶一郎氏(みんなの党)の衆院選出馬、静岡補選は自民党参院議員だった坂本由紀子氏の知事選出馬に伴うもの。投票率は神奈川が28.67%、静岡が35.64%だった。神奈川は前回補選(2005年10月)を4.07ポイント、静岡は前回参院選(07年7月)を22.77ポイント下回った。(01:13)

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投票率の低さが言わば「もの言わぬ批判票」だったと私は見ている。最近何かにつけ変調な民主党新政権が支持されたというより、自民党への有権者の離反が一層深まったのである。民主党も駄目だが、もっと駄目なのが自民党なのである。彼らが反省とか再生とかを口にするのは勝手だが、どこをどう反省して再生に努めているのかよくわからないね。口先だけかね。

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「国際社会の平和に貢献を」菅副総理 自衛隊観艦式で訓示 NIKKEI NET

 菅直人副総理・国家戦略担当相は25日、神奈川県沖の相模湾で開いた自衛隊観艦式に外遊中だった鳩山由紀夫首相に代わって出席した。菅氏は護衛艦「くらま」の艦上で訓示し「わが国の主体的判断と民主的統制の下で、国際社会の平和と安定に貢献していくことを望む」と述べ、自衛隊による国際貢献活動に積極的に取り組む考えを示した。
 自衛隊の観閲式は陸海空の各自衛隊が毎年持ち回りで開催しており、海自の観艦式は3年ぶり。菅氏は北朝鮮によるミサイル発射や核実験について「国際社会の平和と安全に対する重大かつ深刻な脅威で、断じて容認できない」と強調した。 (22:06)

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世の中変われば変わったもので、昔市民運動のリーダーだった人が今や自衛隊の観閲式で訓示を垂れている。いい悪いは言わないけれど・・。w

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民主、政権運営に自信…参院補選2勝

 25日の参院神奈川、静岡両補選は、民主党が完勝し、政府・与党は今後の政権運営に自信を見せている。

 来年夏の参院選での単独過半数の獲得も視野に入れるが、川崎市長選などで民主党の推薦候補が落選するなど勢いの持続に不安要素を抱えた。一方、自民党は政権転落のショックからいまだ脱し切れていないことが明らかとなり、党再生への展望は開けないままだ。

 「この勝利は間違いなく国民の民主党への期待の表れだ」

 平野官房長官は25日夜、都内で記者団に安堵(あんど)の表情を見せた。

 民主党は今回、2補選を高支持率で発進した鳩山政権の勢いが持続できるかどうかの戦いと見なし、2勝を至上命令とした。

 鳩山政権は発足から1か月が過ぎ、米海兵隊の普天間飛行場の移設問題など、衆院選の政権公約(マニフェスト)に盛り込まれた政治課題でぎくしゃくする場面が散見されるようになり、民主党は世論の風向きが変化することを懸念していた。閣僚や党幹部らを支援に投入する総力戦の態勢を組み、首相も20日に両選挙区に遊説に入り、「必ず皆さん方の気持ちに応えるよう政権を運営していく」と訴えた。

 目標通りに2勝を果たし、民主党側は「臨時国会の論戦に主導権を握れる」と自信を見せている。同党は、政権公約の扱いや、鳩山首相の資金管理団体の偽装献金問題への野党の厳しい追及を予想しているが、「建設的な政策論争を望む声が補選の結果に表れている」(民主党幹部)とし、政権支持の民意をたてに批判をかわせると見込む。

 民主党は、提出法案を12本程度に絞り込んだ臨時国会を無難に乗り切り、来年度予算案の編成に全力を挙げたい考えだ。ただ、政権公約に掲げた政策の財源を赤字国債の増発に頼らない形で確保する算段が付いていないことや、普天間飛行場の移設問題など課題は山積しており、政権運営の前途は楽観を許さない状況だ。

 ◆自民、「衆院選ショック」引きずる◆

 一方、自民党は2補選を「党再生の第一歩」と位置づけ、谷垣総裁を先頭に党幹部が何度もてこ入れを図っただけに、2敗は谷垣執行部に痛手となった。

 大島幹事長は25日夜、敗因を「『衆院選で非常に大きな敗戦をした』との思いが両選挙区にあり、エンジンがかかるのが少し遅れた」と語り、衆院選の惨敗ショックから地方組織が立ち直れていない影響があることを認めた。

 自民党は今回、衆院議員の大量落選、業界・団体の不活発な動き、公明党の自主投票という“三重苦”を抱えた選挙戦となった。

 今回のような低投票率は本来、組織選挙に強いとされた自民党に有利に働くはずだが、こうした効果は見られず、同党の戦力ダウンを裏付けた形だ。谷垣氏らは遊説で党再建への決意を訴え、有権者の期待感を呼び起こすことを狙ったが、それも不発に終わった。

 執行部は「臨時国会こそが反転攻勢の正念場になる」とし、国会論戦を通じて巻き返しを図ろうと懸命だ。2009年度補正予算の見直しについて「景気に悪影響を及ぼす」と論陣を張る準備を進めているほか、民主党の政権公約の実施状況も厳しくただすことにしている。

 また、政権が「脱官僚」を掲げながら、日本郵政の新社長に小沢民主党幹事長と親密な元大蔵事務次官を起用したことや、首相や小沢氏の政治資金問題についても、政権批判の柱に据える方針だ。(政治部 古川肇、青山健一、黒見周平)
(2009年10月26日08時01分 読売新聞)

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2009年10月26日 『日刊ゲンダイ』掲載
参院補選連敗で「自民消滅」の運命

 参院神奈川、静岡補欠選挙で民主党が2勝した。有権者が自民党を許していないということだ。自民は再生を掲げながら、いまだに過去の悪政の総括も反省もしていない。それどころか、人事では若手・中堅を名ばかりの部会長に据え、権限のあるポストはベテランが占めるという旧態依然ぶり。学会、医師連らも自民を見放した。補選連敗で自民消滅がまた近づいた。

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by musasinokosugi | 2009-10-26 16:43 | 時事

恒例飛田東映3本立。

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先週の飛田は寅さんをやらない週だったので無理して行かなくても良かったのだが「ホタル」だけは見ておきたいと思って行って、結局3本とも見てしまったが、それぞれ期待していた以上にいい映画だったのでなんか得した感じである。邦画は今週火曜日まで番組に変更はないが、洋画の方は「ホテル・ルワンダ」(←これは一度見ているがもう一度見る価値はあると思ったのである)他が先週金曜日迄だったので迷った末邦画にした。洋画と邦画の両方見ると一日6本になってしまうので、もう若くはないし評論家でもないから(!)止めといた。ぁそ。GYAO!ではWB・TVの新着2本「アウト・オブ・タイム」と「暗殺者」を見たが、出演陣が豪華なわりに大した映画ではなかった。 

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1.昭和侠客伝

 この映画だけは以前飛田で見ている。フィルムが古く、雨こそ降っていないが色調がセピアというよりはオレンジ色に赤く染まっていた。
 主演の鶴田浩二も共演の吉行和子も若かった。梅宮辰夫も当時まだニューフェイスだったのか若々しく、待田京介と共に鶴田を慕うチンピラ役をしていた。
 鶴田浩二というと、最後の殴り込みのシーンでは毎回倒れては起き上がり、起き上がっては倒れるという迫真の演技が思い出されるが、今回単独での殴り込みでは最初にまず何箇所もドスを突き立てられてしまうが、悪の頭目を追い詰めて刺すまで、微かに手は震えるがよろけることはない。そしていつものように最後は死んでしまうというのもお決まりのパターンである。

「仁義なき戦い」のシリーズが登場するまでの東映ヤクザ映画というのは、言ってしまえば伝統的な勧善懲悪の「チャンバラ映画」のヤクザ版といった趣きがあり、「堅気の衆」と折り合って「任侠の鏡」のような生業をしていた「正義のヤクザ」に、これも時流の変化か、目的のためには手段を選ばない「悪の権化」のような新興勢力がなんやかや因縁をつけて来て、最初「いいもん」は忍耐に忍耐を重ねて我慢し続け、「いいもん」が何人も殺され(手遅れになってから?)ようやく健さんや鶴田浩二が立上がって悪を滅ぼすのである。
 水戸黄門は8時45分になると「助さん、格さん、懲らしめておやりなさい!」と指示するのが有名だが、ヤクザ映画も残り30分もないくらい相当終わりに近づかないと見せ場たる殴り込みの場面には至らないのである。それも徒党を組んでの殴り込みは例外的である。結果健さんが死ぬのは稀だが、鶴田浩二は、それが「特攻隊の生き残り」を自認していた彼の美学からか、目的を果たした後よく死ぬ。w

昭和侠客伝(1963) - goo 映画昭和侠客伝(1963) - goo 映画

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2.新撰組

 これは三船プロの作品で三船敏郎が主演の近藤勇役で、彼が上洛から板橋で官軍によって「斬首」される迄を演じている。当時近藤は幕閣「若年寄」の身分だったにも関わらず「切腹」は適わなかったのである。享年35歳(数え)だった。若い。彼の首は京都三条河原や大阪千日前でも晒された。
 映画が史実に忠実だったかどうか私にはわからないが、少なくとも私がよく見聞きしている範囲と大きな隔たりはなかった。近藤一行の上洛には15日かかっている。今は新幹線で2時間である。

 映画では池田屋は京都祇園祭の宵山の夜襲撃された。30名程の勤皇の志士の密会を近藤隊8名が襲うのである。追って土方隊の援軍到着により新撰組は大きな戦果を勝ちとり、一躍「佐幕の星」となる。沖田総司は池田屋襲撃に参加するが吐血して途中離脱する。
故・司馬遼太郎は「この事件がなかったら薩長主力の明治維新は永遠にこなかったであろう」とまで言っているが、一方そもそも襲撃を根拠づけた「尊攘派の陰謀」自体が新撰組のフレームアップだったという説もある。
 あと、坂本竜馬を殺したのは近藤勇だという説もあるがこれも真偽は不明である。京都河原町通の四条から三条へ行く途中には(どこかの旅行社の前だったかに)「坂本竜馬暗殺の地」という石碑が立っていて、30年以上前に初めてこれを見たときにはちょっとびっくりした。
 新撰組やその隊士列伝等はwebに沢山アップされているから、幕末に興味のある人はご自分でサーチして下され。ぁそ。

新選組(1969)(1969) - goo 映画新選組(1969)(1969) - goo 映画

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3.ホタル

 神風特攻隊の生き残りの話である。監督降旗康男。主演高倉健、共演妻知子役が田中裕子。
 二人は昔特攻隊の前線基地のあった鹿児島・知覧の港で今は「とも丸」というボロ船を操りながらカンパチの養殖の仕事をしている。妻知子は「とも丸」を入手した14年前から腎臓を患っており、透析を受けながら二人三脚で漁業に精を出しているという設定である。(goo映画のあらすじでは「肝臓で透析」などとアホなことを言っている。)
 田中裕子も健さんもこういう渋い役を着実にこなしていい味を出している。夫婦でコーヒーを点てて岸壁で飲むシーンがあるが、健さんのコーヒー好きは有名なのでこれは地で行けたのではないか。彼は喫茶店の梯子をする人だそうである。

 山岡秀治(高倉健)の元へ、今は青森へ行っている特攻仲間の藤枝真実(水橋貴己)が雪の八甲田山で遭難死したという知らせが孫娘によって齎される。藤枝の息子夫婦は死因の詮索には熱心でないが、孫は自殺ではないかと疑っている。「隔世遺伝」という奴で彼女は祖父の青年時代に関心を持つのである。彼ら二人の共通の上司=故・金山少尉は実は知子のかつての許婚だった。
 二人が隊員だった頃面倒を見てもらっていた国営食堂のおかみ・別名「知覧の母」=山本富子(奈良岡朋子)が高齢のため引退を決意するが、そのお別れパーティの折り、金山少尉の遺品を彼の朝鮮の実家に届けてくれるよう、山岡夫妻に頼む。・・とまあ、そういう話である。
 gooのユーザー評価は48点と低いのであるが、何を見ているのか、私にはユーザーたちの映画を見る眼こそ48点以下としか思われないのである。w

 あとタイトルの「ホタル」は、明朝出撃するという隊員の一人が「自分は敵艦に体当たりした後必ずホタルになってこの食堂に戻って来るから、ホタルを見ても追い払わないでくれ」と言い残したことに由来する。旧大日本帝国軍隊に徴用され、特攻隊の一員として出撃した金山少尉も「ホタル」となって遺品だけの里帰りを果たすわけであるから、知子がラスト前雪のちらつく金の故郷で「あ、ホタル」と冬のホタルを目撃するのは蛇足と言うべきである。

ホタル(2001) - goo 映画ホタル(2001) - goo 映画

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by musasinokosugi | 2009-10-26 12:29 | 写真・ムービー等

飛田東映3本立て。

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1.男はつらいよ(41作)寅次郎心の旅路

 このシリーズ唯一の海外ロケ篇である。マドンナは大会社を辞め今は脱サラでウイーンでツアーコンダクターをしている竹下恵子(久美子役)である。この当時の渥美清はまだ全然元気である。冒頭の朝のラッシュアワーの光景といい、この「サラリーマン生活」と一転「脱サラ」というのが今回の一つのモチーフになっている。
 満男くんは受験に失敗して代々木ゼミに通っているが「おじさんはいいなあ、毎朝満員電車に揺られて通勤する生活を否定して生きていられて」などと嘆息して「何言ってるのよ、おじさんは社会から否定されたのよ!」とシリアスなさくらに咎め立てされる。ゴクミ(泉ちゃん)は今回はまだ出て来ないから満男くんとのラブ・コメシリーズは42作以降ということが知れる。

 寅が以前競輪で大当たりして、その金でおいちゃんおばちゃんをハワイ旅行に連れて行こうと試み失敗に終わる話があった。その際取得したパスポートがここで生かされるという設定はやけに理屈っぽいのだが、寅を音楽の都=ウイーンに連れ出すのが鬱病質で自殺したがる癖のある一流会社員・坂口兵馬(柄本明)である。
 彼は「行き先は風に聞く」寅の生き方にすっかり感化されて旅費持ちでかねて憧れのウィーンへと寅を連れて行くことに成功するのだが、物語の進行上(?)現地では二人は別行動をとってそれぞれの「物語」を体験することになる。

 ウイーン現地での会話は寅、坂口、久美子、久美子を以前助け今回久美子に引き合わされて迷子の寅も助けた未亡人マダム(淡路恵子)、更には観光客たちといった日本人同士の日本語会話とは別に現地の人間との会話も展開されるが、それらは字幕スーパーがないからドイツ語のわからない人には何を話しているのか不明で、唯表情だけでその内容を推理する「寅状態」に陥ってしまう。

「柴又に帰ってからの寅は夢見心地の放心状態が続いている」とさくらに聞かされた御前様は「あの男の存在自体が夢のようなものだ」とふとこのシリーズの核心に触れる感想を漏らす。盆正月に、多くの日本人がこの夢物語を見続けたのである。
 おいちゃんに「悩みがないのは寅だけか」とぼやかせるのも、見ている我々には一瞬手品の種明かしを見せられているような気分を誘うものである。

 あと空港で久美子は追いかけて来た恋人と劇的な復縁を遂げ、寅たちとの帰国を寸前で断念するのだが、その模様を兵馬が逐一カメラに納めているというのが私には納得出来ない。なぜなら彼はそのときカメラは手にしていないからである。w

男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989) - goo 映画男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989) - goo 映画

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2.仁義なき戦い 頂上作戦

 まあこの映画に関しては特に言いたいこともないんだけど、文太さんの演技は「トラック野郎」なんかより遥かにリアリティがあっていいから、これが彼の当たり役だったというのも頷ける感じである。

仁義なき戦い 頂上作戦(1974) - goo 映画仁義なき戦い 頂上作戦(1974) - goo 映画

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3.郡上一揆

 安藤昌益がどこかで言っていることだが、一揆だとか強訴だとかは「よくよくのこと」がなければ起こらないものである。映画はその「よくよくのこと」への掘り下げがなく、いきなり「定率制から検見制への実質増税」に対し、現奥美濃郡上郡の各村が連合して決起したところから始まっているから、なんかどこか大手組合の「条件闘争」みたいで(!)出演する百姓たちは血行も顔色も良く身なりもこざっぱりしていて充分食えている様に見えるから「なんでこの人たちが《進退ここに窮まれり》として命をかけて決起しなければならないの?!」という印象で全然説得力というものがない。
 少なくとも「強訴」「籠訴」「箱訴」等で主力が次々に投獄されて事態の逼迫感が無理矢理醸造されるまで緊迫感・切実さというものがないから、要は《経緯の描写》が不充分で私としてはまったくの期待外れの映画に終わったのである。

 江戸「三大百姓一揆」の一つと言われるこの郡上一揆は江戸中期田沼意次の時代に起きた四年以上に亘る一揆で、結果郡上藩主金森のみならず老中本多ら幕閣の罷免にまで発展したため唯一百姓側が勝利した一揆だとされているが、百姓側にも多数の獄門(即ち打首から晒し首)を出すなど応分のダメージは当然あったわけである。
 今はお上にたて突くことも容認される時代であるから八ツ場の人たちも獄門にならず良かったね、ということである。ぁそ。
 あと私は美濃へは学生村へ行って40日程滞在した経験があり、郡上八幡の徹夜踊りもしっかり踊って来たから冒頭のシーンは懐かしかった。あっちゃ。

cf.宝暦郡上一揆

郡上一揆(2000) - goo 映画郡上一揆(2000) - goo 映画

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by musasinokosugi | 2009-10-22 01:55 | 写真・ムービー等
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八ツ場ダムの建設予定地というと例のT字型のコンクリート構造物の映像が必ず出て来るが、あれはダム湖を横断する道路になる筈だったというのである。無駄な公共投資の見本として、ダム建設を断固として中止するというのなら、あそこはバンジージャンプの遊戯施設として改造して観光客を呼び、手始めにこの57年間で暴利をむさぼった連中を順番にことごとく放り投げてぶら下げてしまうというのはどうだろうか?ぁそ。私ってば「あったまいい!」ってか、以前全国の公共施設の屋上にソーラーパネルをペタペタ貼りまくって「温室ガス25%削減」に寄与したらどうかと提案したら、そんなことはとっくに霞ヶ関で発案されていて、今朝のスーパーモーニングでは「無駄の典型」として切捨てられていた。あっちゃ~っ。でも公共事業というのは100%無駄というのはあり得ない。要は緊急性のあるなしであって、不要不急のものは全部後回しにすべきなのだ。 

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亀井郵政改革相、西川氏と会談 民営化見直し方針を通告 2009年10月19日11時22分 asahi.com

 亀井静香郵政改革相は19日記者会見し、日本郵政の西川善文社長と13日に都内で会談して郵政見直しに関する鳩山内閣の基本方針を通告したことを明らかにした。就任後、西川氏と直接会談したのは初めて。「直接辞任を求めるようなことはしていない」と述べたが、民営化の見直しに転じた政府方針を直接説くことで、改めて西川氏に自発的な辞任を促した形だ。

 9月の大臣就任以来、亀井氏は、小泉政権で進められた郵政民営化の抜本的な見直しの必要性を主張。民営化方針に沿って経営にあたってきた西川氏をはじめとする日本郵政の経営陣の一新を訴えてきた。郵政事業を所管する原口一博総務相とともに「10月中の経営陣一新」を唱えているが、西川氏の続投の意思は固く、両者の主張はすれ違ったままだ。

 亀井氏によると「会談では西川氏の進退に関する話題は一切出なかった」という。

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米政府高官ら、アフガン政府を強く批判 大統領選集計長期化で

【10月19日 AFP】アフガニスタン大統領選の集計作業が長期化している問題で、複数の米政府関係者は18日、安定した政権がない状況で米軍を増派するのは無責任だと語り、アフガニスタン政府に対し大統領選をめぐる問題の解決を強く迫った。

 米ホワイトハウス(White House)のラーム・エマニュエル(Rahm Emanuel)大統領首席補佐官は米CNNテレビの番組で、「アフガニスタンにわれわれのパートナーとして本当に信頼に足る政府ができるのか徹底的な分析ができていない状況で、駐留米軍の兵員数について決断を下すことは無責任だし、無謀だ」と語った。

 アフガニスタンの大統領選をめぐっては、現職のハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領側の獲得票を中心に大規模な不正疑惑が持ちあがっており、8月20日の投票から2か月経った現在も結果は出ていない。

 カルザイ大統領は、当初の集計結果では約55%の票を獲得したとされていたが、大規模な不正疑惑に対する批判が高まり、約28%を獲得したとされる対立候補のアブドラ・アブドラ(Abdullah Abdullah)元外相との決選投票を受け入れるよう求める声が高まっている。

 大統領選の行き詰まりは、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が指示した大規模なアフガニスタン政策の見直し作業を複雑にしている。米政府はすでに今年の年末までに、アフガニスタン駐留米軍を6万8000人規模にまで増やす意向だ。

 上院外交委員会(Senate Foreign Relations Committee)委員長のジョン・ケリー(John Kerry)上院議員(民主党)も、現地調査に訪れたアフガニスタン・カブール(Kabul)で、「誰が大統領になるかが決まっておらず、わが国のパートナーとなる政府の実態について分かっていない状況で、増派を決めることは米大統領として全く無責任な行為となる」と発言し、カルザイ政権を批判した。ケリー上院議員の発言は18日の米CNNテレビの番組で放送された。(c)AFP/Jo Biddle

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鳩山内閣:支持率72% 補正2.9兆円削減「評価する」71%--毎日新聞世論調査

 毎日新聞は17、18両日、鳩山内閣発足から1カ月がたったことを受け全国世論調査を実施した。内閣支持率は72%で、発足直後の前回調査(9月16、17日)から5ポイント下がったものの、高い水準を維持。不支持率は17%。支持政党別では、民主支持層の99%のほか、無党派層の57%、自民支持層でも39%が支持した。

 麻生政権の編成した09年度補正予算のうち約2・9兆円分の執行停止を決めたことについては71%が「評価する」と回答した。

 前原誠司国土交通相が民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)に基づき建設中止を明言した群馬県の八ッ場(やんば)ダムについても質問。関係自治体や地元住民から反発が出ているが、調査では58%が「中止すべきだ」と回答し、「中止すべきでない」は36%だった。

 政党支持率は、民主が前回調査より5ポイント減の40%。自民は14%で、過去最低だった前回の12%から微増にとどまった。来年夏の参院選後の望ましい政権の枠組みについては「民主党単独政権」が36%、現在の「社民、国民新党との連立」が32%でほぼ拮抗(きっこう)している。【西田進一郎】

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 八ツ場ダム地元住民らに対して、私はどうも釈然としないものが残っているのだが、その理由を考えてふとわかったことがある。それは単純なことで、彼らは国交省役人や自民党族議員らの甘言や手練手管に負け分断工作に屈して、あっさり先祖伝来の土地を売り渡した情けない連中なのである。成田三里塚の反対闘争に携わった農民や援農の学生・労働者と比すれば、そのふがいなさ、中途半端さは歴然としている。
 もうご存命ではないと思われるが、或る老人決死隊の方などは鉢巻姿で集会の演壇に立ち「明治天皇陛下ゆかりの御料牧場を死守する!」と宣言して満場の喝采を浴びたものである。八ツ場の彼らも多少は「タタカッタ」のだろうが、彼らにはそういう不退転の決意で戦った痕跡というものが感じられないのである。

 昔流行った言葉に「被害者意識で武装して」という修辞句があった。無論これはいい意味で使われることはない。彼らは畢竟これである。「被害者面」していれば何でも通るというものではないのだ。あるおばさんは「泣く泣く先祖の墓を掘り返して移した心情をわかって欲しい」などと甘ったれた言辞を弄していたが、ばかもの、そんなもの掘り返した方が悪いに決まっているじゃないか。全国から中止反対派(つまりダム建設続行派)のところへ批判のメールが殺到して「我々は何も悪いことをしていないのに」などと泣き言を言っているが、各社世論調査では建設中止が50%台、建設続行が30%台である。「お涙頂戴」の心情論だけで何ら合理的根拠も示さず国費を蕩尽し続けることが可能と思う方がおかしいのである。

 新東京銀行といいオリンピック招致といい、散財好きな石原都知事の呼び掛けで一都五県の知事が雁首揃えて昨19日八ツ場現地へ視察に入った。これは20ポイントの世論の差を少しでも縮めようという旧体制派の露骨な巻返し策動であるが、それはそれとして、許せないのは彼らに「トンカチで殴っても火花が散るくらいでびくともしない、こんなに強固でダム造りに適したダムサイトは全国探しても他にない」と得意顔で吹聴していた某国交省技官である。強固な岩盤を叩けば強固に決まっている。彼らのサンプリング調査は都合のいい場所だけに限られていたことは既に明らかになっている。この我田引水の法螺吹き野郎は早急に国会へ呼んで三角帽子をかぶせて吊し上げる必要がある。

 知事らはこれまでのしがらみから愚かにもみんな建設推進論だが、この6自治体の住民は冷静で、朝日の調査では中止が49%、建設が32%と、中止派の方が優勢なのである。この数字は全国平均からそう隔たってはいない。純地元の人たちの間でも旧弊を押しのけて「中止もありだ」という意見が徐々に拡大しているのである。

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八ッ場ダム6都県知事視察 『中止に怒り覚える』 町長ら 共闘を呼び掛ける
2009年10月20日『東京新聞』

「政権交代でダム建設が中止となり、住民が翻弄(ほんろう)されることに怒りを覚える」-。長野原町の八ッ場(やんば)ダム建設予定地を石原慎太郎・都知事ら関東六都県の知事が視察した十九日に、町山村開発センターで行われた知事と住民との意見交換会。隣接する東吾妻町の茂木伸一町長は、中止撤回に向け、知事らに共闘を呼び掛けた。 (山岸隆)
 意見交換会には地元から住民の代表ら約五十人が出席。茂木町長は「下流都県の治水と利水のためにという住民の大義が建設中止宣言で足元から崩された」と訴えた。
 長野原町の星河由紀子町議は「ダム中止で町民から笑顔が消えた。私が嫁いできたころ、父や祖父はクワを振り上げ、建設に反対した。移転で先祖のお墓を掘り返した悔しさ。今まで何だったのだろう」とダム問題に振り回された生活を知事らに語った。
 東吾妻町議会の一場明夫議長は「地元住民の選択肢はダム建設以外にない。知事のみなさんが一番の頼り」と協力を要請した。
 これらの意見に、石原都知事は「八ッ場ダム建設中止には大きな危機感を持っている。お互いに頑張りましょう」と支援を約束した。

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by musasinokosugi | 2009-10-20 10:46 | 時事
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 私の某ブログには今書いているこの「概要文」千字枠というのがあって、これが一種の味なのであるが(はあ?)毎回1千字ぴったりの記述などというものは今輪際不可能で、全然足りないときもあれば逆に書くことなくて困ることもある。
*JR西日本に対して私は不愉快な思い出が幾つかあってもともと信用していないのだが、今度の話は殆ど犯罪に近いひどい話だ。
*「日刊ゲンダイ」はノムさんが嫌いみたいだが私は好きだし、それ以上に故あって某楽天があんまり好きじゃない。野球の楽天は好き。パリーグで優勝して欲しいけど、日ハムも別に嫌いじゃないからね。セリーグはどうなったかな。(一勝一敗だった)
 私は阪神が弱いときはアンチ巨人に納まっているけど、別に原監督以下個々の選手が嫌いというわけではない。
 石川遼くんは凄い。キムヨナは精密機械みたいだ。体操は男女とも若い人が頑張ったし、私ら年寄りの出る幕はない。老兵は去るのみだ。そう言えば脱走したメス猿は5日ぶりに捕まった。仕掛けた檻に入ってしまったのだ。おサルちゃん、残念でした。
*昨日「社会劣化」という言葉を使っている評論家がいたが、世情不安の事件で「大阪で起こることは全国でも早晩起きる説」というのがある。例えば去年大阪で工事用大型クレーンの転倒事故があった⇒今全国で起きている。新型インフルエンザは大阪・神戸で発症する人が多かった⇒今全国に拡大している。大阪には釜ヶ崎という有名なスラム街がありそこには三角公園・四角公園という炊き出し場所があるが⇒昨年末には東京でも炊き出しのテント村が出来た。あと殺人など凶悪犯罪も大阪は先行している感が否めない。
*それで、「社会の劣化」というよりも「病気」⇒「社会全体が病んでいる」という言い方の方が正確だろうと思う。では病気・病人とは何かというと、自分で自分をマネージ出来ない(面倒を見られない)或いはコントロール(統御)出来ない状態のことを「病気」といい、その状態に陥った人を「病人」と呼ぶということであるから、日本のみならず今地上の人間社会全体が病んでいると言ってもあながち言過ぎだとも思われない。例えば核兵器、例えば貧困と戦争、例えば環境破壊である。ただ我々はこれら病状に対し自分で処方箋を書き、ときに応じて(ブラックジャックのように自分で執刀し)外科手術でも何でもして個々問題解決を計って行く他ない。我々にゴッドハンドは及ばないのである。 

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 普段国の予算について一遍も考えたこともないような我々市井の野次馬連中の間で、今俄かに予算算定ブーム(?)が起こっている。国家存亡の危機に直面してようやく我ら愚鈍なる一般大衆も目覚めたかのようである。
「月給40万円以下の家で95万円使いたいなんて、何考えてるんだ、このタコが!」といった具合で、我々はこの国の行く末を心から心配しているようなのである。我々の孫やそのまた孫の世代に我々が残せるものは膨大な借金だけだなんて、こちとら情けなくて空涙しか出ないよ、とほほのほてか、あっかんべぇ・・というわけで、今は麻生が残した今年度補正予算の後始末と来年度予算のことで頭が一杯の(振りをしている?)鳩山維新軍だが、霞ヶ関官僚軍との間の闘いはまだほんの小手調べ、小競り合いの段階である。仙石大臣は「大物に鉈を入れる」と言っているが、さてどうなるかだ。

 特別会計、これである。これが169兆円(ウィキペディアでは178兆円)もあるというのである。これは一般会計とは一応別枠で各省庁が個々に握り込んでいる財布の中身の総額で、中に(徳川じゃないけど)「埋蔵金」と呼ばれるものが埋もれている。無論この中には国債償還費40兆円とか自由に使えない金も算定されているが、中には省庁が勝手に抱き込んでいる金や独立行政法人等天下り関連で現況湯水のように(←湯水は今や貴重な資源だけど、あちゃ)「お手盛り」で蕩尽されている金、使途不明かつ不要不急な金も数多く紛れ込んでいるとして、野党時代の民主党がその発掘・精査を強力に主張した「隠れ予算」であって「予算単一主義」の原則を真っ向から踏みにじる「違憲・違法」の会計なのである。敵の本丸は実にここにあるのだ。

 第一、これは役所がまず尤もらしい理由をつけて自分らの取り分を抜いてしまって、残った金で本予算を組むような話であって、常識で考えて変なものは変なのだ。
 志村流に言えば「この人変なんです!」そのものである。

 政権を取った民主党は当然これに切り込んで行く「筈」だが、「国益よりもまずは省益」をモットーとする官僚たちは自分たちの老後の方が心配だと考え、この削減にはありとあらゆる手立てを講じて総力で抵抗することが予想される。血みどろのバトルはまさにこれからが本番なのである。官公労を抱える民主党がいったいどこまでやるか不安視する向きもあるが、新政権が実際に何をやってくれるかでそれは自ずと明らかになる。

・・というわけで、以下はウィキペディア特別会計からの抜粋です。 ↓

法的根拠

国 - 国が特定の事業をおこなう場合、特定の資金を保有してその運用をおこなう場合、その他特定の歳入を以て特定の歳出に充て一般の歳入歳出と区分して経理する必要がある場合に限り、法律を以て、特別会計を設置するものとする(財政法第13条第2項)。
地方公共団体 - 特別会計は、普通地方公共団体が特定の事業をおこなう場合、その他特定の歳入をもつて特定の歳出に充て一般の歳入歳出と区分して経理する必要がある場合において、条例でこれを設置することができる(地方自治法第209条第2項)。

特別会計の種類

国における特別会計

平成20年度現在、国には21の特別会計がある。平成20年度当初予算において、特別会計の歳出額は約368兆円となっている。しかしこれは単純に各会計を足した総額であり、会計間の重複計上を除いた純計額は約178兆円である。更にうち80兆円ほどは国債償還費となっている。
国の特別会計は、
事業特別会計
資金特別会計
区分経理特別会計
の3種のみが認められている(財政法13条2項)。

特別会計の経理

多くの特別会計は、原則として独立採算制をとっており、歳出予算の繰越し・公債の発行・借入金等についての財政法上制限に対する特例が法定されているが、歳入について一般会計からの繰り入れなどがあり、必ずしも特別会計が一般会計から完全に独立しているとはいえない。
経理科目として「勘定」がある場合がある。勘定は特別会計中の特別会計ともいえるように、さらに特定の事業について概ね所管部局ごとに独立した経理管理が行なわれている。

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2009年10月17日 18時09分 「毎日jp」 ( 2009年10月17日 18時40分更新 )

<前原沖縄北方担当相>北方領土を視察 「不法占拠」と発言
 前原誠司・沖縄北方担当相は17日、北海道根室市の納沙布岬を訪れ、対岸の北方領土の島々を視察した。その後、根室海上保安部の巡視船に乗り洋上からも国後島を視察した。

 前原氏は視察後、記者団に「歴史的に見ても国際法的に見ても(北方領土は)日本固有の領土。終戦間際のどさくさにまぎれて不法占拠されたもの。やはり四島の返還を求めていかなければならない」と語り、四島返還の実現に向けて取り組む姿勢を強調した。

 領土問題をめぐっては、麻生太郎前首相が「(ロシアが北方領土を)不法占拠している」と発言し、ロシア側が強く反発した経緯がある。【本間浩昭】

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ロシアには伝統的に「不凍港」への飽くなき執着があり、ドサクサ紛れと言われようが不法占拠と言われようが、一旦手にした「領土」を彼らに返還させることは並大抵なことでは実現出来ない。日本側が仮に見返りの「経済援助」で話をまとめようと試みたりしようものなら「我々は金で領土は売らない!」などと、アメリカへのアラスカ売却の顛末まで持ち出す勢力が大騒ぎして大変な騒ぎになる。
 時は流れて北方四島で暮らす入植ロシア人の方が数の上でも圧倒している現況を考えれば、私なんか今更「領土」に拘ったってしょうがないじゃないかと言いたい気がしないでもないが、落語の「六日知らず」よろしく一旦握った権益は死んでも手放さない人たちだから日本側の漁業権までてんで認めないのである。
「返さないなら返さないでいい。その代わりオラおめえらには金輪際何の援助もしねえぞ!」とケツまくっても彼らは「あっそ♪」と涼しい顔をするだけだろう。困ったもんだ。
 ま、どうしても返還して欲しかったら、この際「新党大地」のムネオちゃんに頑張って貰うしか手はないんじゃないか。

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パキスタン軍、過激派拠点に地上攻撃 テロ続発受け掃討作戦 NIKKEI NET
 
【ニューデリー=長沢倫一郎】パキスタン軍は17日、北西部の南ワジリスタン地区で同国有数のイスラム過激派の拠点に対する地上攻撃を開始した。ロイター通信などが報じた。アフガニスタンに接する同地区は、今月5日から相次ぐテロ事件で犯行声明を出した「パキスタンのタリバン運動」の本拠地。治安悪化への危機感を背景に、同運動の掃討作戦に乗り出したとみられる。
 攻撃開始は16日にギラニ首相が首相府で開いた治安対策会議で決まったもよう。同地区への地上攻撃は2007年7月以来、2年3カ月ぶり。地元メディアによると、会議に出席した軍トップのキヤニ陸軍参謀長や与野党幹部はいずれも作戦を支持したという。
 「パキスタンのタリバン運動」は国際テロ組織アルカイダやアフガンのイスラム原理主義の反政府武装勢力タリバンとのつながりが指摘される。8月には米軍無人機の爆撃で同団体のベイトラ・メスード司令官が死亡したが、それでもテロを遂行する力は衰えていない。アフガンでタリバンと戦う米国もパキスタンに掃討作戦を促していた。(22:23)

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10年度予算、92兆円程度に抑制=厳格査定で3兆円減額-仙谷行政刷新相
10月18日14時54分配信 時事通信

 仙谷由人行政刷新担当相は18日、テレビ朝日の番組に出演し、概算要求で過去最大の95兆380億円に膨らんだ2010年度一般会計予算について、「できたら92兆円くらいで収めたい」と述べ、今後の査定で少なくとも3兆円以上削減する意向を明らかにした。国債増発による財政悪化が懸念される中、麻生前政権が八月末にまとめた概算要求額(約92兆1300億円)以下を目指す考えとみられる。
 これに関連し鳩山由紀夫首相も同日、都内で記者団に「決めている話ではないが、できるだけ抑えなければいけない。さらに減らせる努力をしたい」と語り、予算の膨張抑制に意欲を示した。
 10年度予算編成をめぐっては、野田佳彦財務副大臣も同日のフジテレビの番組で、概算要求に盛り込まれたマニフェスト(政権公約)関連の施策に関し、「時系列的に何をやっていくか確認が大事だ」と述べ、聖域化せず優先度に応じて厳しく査定する方針を表明した。

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10年度予算:概算要求95兆円超 刷新会議で大なた 事業仕分け、特別会計切り込み 毎日jp10/17

 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR 政治>

 16日に発表された10年度当初予算の概算要求額は過去最大の95兆円超となった。鳩山政権は行政刷新会議での精査で要求額削減を図るとともに、一般会計より規模が大きい特別会計にも切り込むことで財源捻出(ねんしゅつ)をアピールする構え。ただ、年末の予算確定までに母子加算復活や地方交付税増額分の金額が積み上がる可能性があり、予算圧縮には紆余(うよ)曲折がありそうだ。【田中成之、小山由宇、平地修】

 「仙谷由人行政刷新担当相のもとで事業仕分けなどを行って削れるものは削る。『不要不急のものが新年度予算にあるんじゃないか』と切り込んでもらいたい。これからまだ戦いは続く」

 鳩山由紀夫首相は16日、概算要求について、首相が議長を務め、仙谷氏が副議長を務める「行政刷新会議」が、「政治主導」で大なたをふるう覚悟を示した。仙谷氏も同日の閣議で居並ぶ閣僚を前に「概算要求はあくまで概算要求。これから事業仕分けで中身を精査する」と念を押した。

 「事業仕分け」は刷新会議の加藤秀樹事務局長が代表を務めるシンクタンク「構想日本」が、各地の自治体の予算の無駄遣いを見つけるために作った手法。政策の必要性や、自治体が行うか民間に任せるべきか、などを公開の場で議論する。

 実際の仕分け作業は民主党の枝野幸男元政調会長が取りまとめ役となり、蓮舫参院議員や中塚一宏衆院議員ら約20人の国会議員と、民間人十数人で担当する見通し。11月末まで作業を続け、12月に本格化する予算編成に反映させる。

 刷新会議が前面に出る情勢に各省は神経をとがらせる。公開の会議での検討課題となれば集中砲火を浴びる可能性が高いからだ。財務省主計局はこうした空気を活用。概算要求をめぐる各省とのやり取りでは「『刷新送り』になりますよ」との「殺し文句」を使って要求を取り下げさせる場面もあった。

 ある事業官庁の幹部は「刷新会議に出したら、ボロボロにされるのはわかっているから、要求を引っ込めざるを得ない」と嘆く。

 鳩山首相が歳出削減の期待を寄せるのが、100兆円以上の規模の特別会計だ。15日の記者団の取材には「特別会計に特に無駄が多いと考えている。一般会計と合わせてトータルとして削減したい」と強調した。

 民主党は衆院選で16・8兆円分の独自政策の財源を捻出する予算の「分母」として、「一般会計と特別会計を合わせた207兆円」を掲げ、「予算の総組み替え」を主張。今回の一般会計の概算要求の精査だけでなく、特別会計への切り込みで世論にアピールする方針だ。仙谷氏は16日の民放番組の収録で「大物を中心に洗い出してみる」と、特別会計も含めた見直しを示唆した。

 ◇各省、予算積極積み増し
 「われわれは麻生政権の水ぶくれ予算を批判してきた。原点を忘れず、野党時代の気持ちをもって予算を削減してほしい」。15日の概算要求の締め切りから一夜明けた16日朝の閣僚懇談会で藤井裕久財務相が訴えた。発言の裏には、各省が概算要求策定の過程で、削減どころか積極的に予算を上積みする動きをみせたことがある。

 「生活保護の母子加算の復活」や「全国健康保険協会(協会けんぽ)の国庫負担引き上げ」。厚生労働省は概算要求とは別に11項目を、年末までに予算に盛り込むかを検討する「事項要求」として提示した。鳩山政権のマニフェスト(政権公約)に入っていない政策も含まれ、11項目の実現には「1兆円超の予算が必要」(厚労省幹部)という。

 総務省は1・1兆円の地方交付税の増額、文部科学省も大学奨学金の増額を盛り込むなど、予算編成の過程で大幅な増額要因となるのは確実だ。長妻昭厚労相は16日の閣僚懇談会で「事項要求の実現に配慮してほしい」と要望。しかし、藤井財務相は同日の会見で「事項要求はほとんどできない」との見方を示し、早くも「要求省」と「査定省」とが火花を散らす状況になっている。

 また、今回の概算要求で、国土交通省や農林水産省は公共事業の約15%の大幅減を示したが、ダムや道路など個別の事業の中止や削減額を決めるのはこれから。地方は「地域経済に打撃を与える」と警戒感を高めており、削減対象の具体的事業を示せば強い反発が予想される。【平地修】

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 ◆10年度概算要求で増額、削減された事業と事項要求

 ■増額事業(09年度当初予算比)

▽自然エネルギー利用や地産地消推進        0円→1億6000万円(総務省)

▽住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金      200億円→412億円(経産省)

▽クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金  25億円→100億円(同)

 ■削減・廃止された事業(同)

▽公共事業関係費         8157億円削減(国交省)

▽電源地域振興指導事業     (6.7億円)廃止(経産省)

▽地域情報通信基盤交付金   (78.7億円)廃止(総務省)

▽新戦車購入58両を16両に    404億円削減(防衛省)

 ■事項要求

▽地方交付税の増額1兆1512億円   (総務省)

▽エコポイントによるグリーン家電普及促進(環境省)

▽医師不足解消と大学病院機能強化    (文科省)

▽大学奨学金の充実           (同)

▽協会けんぽの国庫負担割合の引き上げ  (厚労省)

▽生活保護の母子加算復活        (同)

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cf.ウィキペディア特別会計
cf.財務省特別会計のはなし(平成19年度版)

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by musasinokosugi | 2009-10-19 04:08 | 時事

民主党寸考。

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今の民主党は自民党が言うような昔の民主党ではない。つまり(その是非は問わず)「旧社会党・民社党出身者らと自民脱藩組が野合した寄合い所帯」などという従来のイメージでこの党を見ているととんでもない時代錯誤に陥るのである。私は最初自民党は戦略上わざとこういう誤ったイメージを我々に植付けようとしているのだと思っていたが、どうもそういうことではなさそうである。それどころか、自民党の幹部連中は愚かにも本気でそう思い込んでいた節があるのだ。いずれにせよこういうアッパラパーな認識では到底選挙には勝てないとしたもので、それは以前野党だった原口さんが(←彼も元は自民党だった。あちゃ)「民主党は変わりましたよ」とわざわざテレビで解説して「敵に塩」を送ってくれたのに、「驕れる平家=自民党」はなんら聞く耳を持たなかったのである。今度の308名の出身の内訳を見れば一目瞭然だが、旧社会・自民・民社の出身者は(数の上では中核を成していることは事実だろうが)新鮮さやインパクトを考えればむしろ少数派と言うべきで、ではどういう人種がここに勢揃いしたかと言えば、まずは霞ヶ関やメガバンクを出自とし「即戦力」として使える者たちを始めとして、果ては地方テレビのアナウンサー、松下政経塾、社会運動家からタレント、キャバクラ嬢(?)に至るまで、実に多種多様な人々を新人議員として国会に送り込むことに成功しているのである。この計算し尽くされた用意周到な小沢戦略を前に、史上空前の大敗北を喫するまで迂闊にも「敵を知り味方を知れば百戦危からず」の真逆即ち=「敵を知らず味方を知らなかった自民党は百戦して百戦危かった」というのも、実に「ものの道理」というものなのである。 

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 民主党の原口議員や前原議員(どちらも今や大臣様になってしまったが)のことを「元ネオコン」呼ばわりしてまるで小沢さんの使いっぱしりのように切って捨てるT氏のことを、私の某友人は「言論界の狼少年の一人だ」と言って笑っていたが、考えてみればテレビなんかに登場して時事問題を語る自称評論家連中などというものは、多少どぎついことを恒常的に言い続けていないとあっという間にメディアの波に呑込まれて埋没してしまうからか、多かれ少なかれみんな「狼少年」的特徴を備えているように思う。元時事通信の記者だとかいうA氏も、台湾方面からのK女史も結構どぎついことを平気でのたまってレゾンデートルを主張しているからその言動の是非はともかく『存在感』だけは立派に示しているとしたものである。逆に言えば『日刊ゲンダイ』を辞めてフリーになったF氏などは最近すっかり言説が丸くなって私なんかちょっと食い足りない感じなのである。以上必要もないのにわざとT、A、K、Fと伏字にしてみた。ぁそ。w

*戦後世界体制を領導して来た『ドル・ポンド体制』が事実上『ドルの片肺飛行』となって久しいが、今や世界はこの『ドル支配』に立脚する『パクス・アメリカーナ』の衣を脱ぎ捨て、大きく脱皮して成虫になろうとしているらしいのである。
 アメリカが兌換紙幣でもないドルを刷りまくって「お前らは俺を信用していればいいんだよ♪」とばかりに世界中からあまたの物資を掻き集めるという時代的構図は、緩慢にか急速にか、今や終焉を迎えつつあり、アメリカ自身も「もういい加減疲れたよ。降りたいよ」と内心「隠居(?)」することを望んでもいるらしいのである。それを加速度を伴って推進しているのが「G7」から「G20」への移行であり、わが極東に於いては鳩山総理の提唱する「東アジア共同体」構想なのである。
 そういうわけで、いったい誰が民主党に知恵をつけているのか(←私は寡聞にしてかつてチンピラ右翼から裏切り者呼ばわりされた寺島実郎氏くらいしか知らないが、いつぞやのAERAの特集記事を読めばわかるように、私の知らぬ間に(!)民主党には他にも優秀な知恵袋が多数集結しているのである。それってまるで「南総里見八犬伝」みたいだってか、あちゃ♪)鳩山構想にしろ、岡田外交にしろ、或いは沖縄米軍基地の問題や今回の前原北方領土訪問にしろ、これらは全て考え抜かれてリンクした総合施策なのである。これに刺激され発奮しているのが外務省・外交官たちであり、彼らは本来、いつまでも「対米オベンチャラ外交」に甘んじていられる器ではないのである。
 こうして見ると、内政は自公の永年の失政に由来する難問ばかり抱え込んでお先真っ暗の新政権だが、世界へ向けてはこれってかなり行けてる感じもあるから、皆の衆、ちっとは安堵して下さっていいのですぞ。笑。
 以上、私同様アッパラパーで国際情勢にはからきし疎い方におかれては⇒ここへ行って付け焼刃でいいから(はあ?)しゃかりきになってお勉強することを強くお勧めする。ぁそ。

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by musasinokosugi | 2009-10-17 22:22 | 時事
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スケアクロウというと、今から30年以上前に何回も見ている筈だが、覚えていたのは二人が枯れ草のボールが飛ぶ荒涼たる田舎道で出会う場面と、マックスがついに処世術?を会得して、即興のストリップ劇?を演じるシーンくらいのもので、大方は忘れ去っていた。今度何十年ぶりかで改めて通して見て、あれこれ思い起こすことも少なくなかった。昔見た懐かしの名画には、いつ、どこで、誰と、どんな状態で見たかというような、映画自体とは直接関係の無い様々な個人的な記憶を芋蔓式に呼び覚ます効用がある。 

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スケアクロウ

 まずこの映画が公開された1973年がどういう年だったかは「ザ・20世紀」で直接見て貰うとして、2つのエピソードだけを「ザ・20世紀」から先行して引用しておくと:

1.アメリカでは: ↓

 何よりもベトナム戦争が終結した年である。

1月27日、パリでベトナム和平協定調印。
28日、停戦。
29日、ニクソン米大統領がベトナム戦争終結を宣言。アメリカが経験した初めての「敗戦」となった。
3月29日:米軍、南ベトナム撤退完了。 この戦争によるベトナム側の戦死者は300万人、行方不明30万人、負傷者600万人と推定されている。アメリカ側の戦死者は5万8000人。

・・ということで、インドシナ経営に失敗したフランスの後を継ぐ形でアメリカがヴェトナムに「本格介入」したのは1965年だが、最初小規模の「軍事顧問団」という形で派兵したのは1963年に暗殺されたJ・F・ケネディである。
「顧問」の筈の米軍がいつしか戦争の主体となり、最大時で50万人を越す大規模の派兵となって戦争はいわゆる「泥沼化」して行った。
 この戦争の後遺症でアメリカ自身も相当傷ついた筈だが、元より朝鮮戦争からヴェトナム戦争を経て近年のイラク・イランの戦争から現在のアフガン・パキスタンの対テロ戦争に至るまで、「世界の盟主」「世界の憲兵」たるアメリカは第二次大戦以降も、局所的とは言え「戦争」と無縁だった時期は寸時も持たない国だったのである。

2.次に「朝鮮特需」「ヴェトナム特需」という絶好のカンフル剤を得て奇跡的な「戦後復興」を果たした日本の政界ではこの1973年には: ↓

7月17日:渡辺美智雄、中川一郎、浜田幸一、石原慎太郎ら自民党タカ派の31人が、「青嵐会」を結成。

 というエピソードがある。上に名前の出ている四人は後に揃って世襲二世を国会に送り出しているわけである。渡辺ミッチーの息子は今「みんなの党」代表だし、中川一郎の息子は先日亡くなった。ハマコーの息子は大臣まで務めたし、石原現東京都知事の長男は自民党党幹部の重責を務めている・・というわけで、日本はともかくとして、アメリカではようやく戦争が終結し国民みんながほっとした、指標となるべき大事な年だったのである。

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 この映画はいわゆる「ニューシネマ」の傑作の一つであるが、アメリカで「ニューシネマ」と言うと別の意味になり、この時代(1960年代後半から1970年代前半あたり)の映画のことをアメリカでは「ハリウッド・ルネッサンス」と呼んでいるらしいのである。一言で言えばこの時期を境に「映画が(一旦ではあるが劇的に!)変わった」のである。

 ニューシネマにはどんな作品があったか?例として: ↓

「俺たちに明日はない」67年・・大恐慌時代に実在したアベック強盗の話。
「卒業」67年・・ダスティン・ホフマンの名作。
「イージーライダー」69年・・ピーターフォンダ。
「真夜中のカウボーイ」69年・・都会の孤独。
「マッシュ」70年・・朝鮮戦争。
「いちご白書」70年・・学園闘争。
「5イージーピーセズ」70年・・家族。
「フレンチ・コネクション」71年・・マフィアシンジケートvs熱血デカ。
「バニッシング・ポイント」71年・・カウ放送局が疾走するコワルスキーを導く。
「スケアクロー」73年・・カラスは案山子を笑うかどうか?
「カッコーの巣の上で」75年・・ロボトミー。
「タクシー・ドライバー」76年・・白色テロ。

・・と他にも沢山あって、いずれも重たいテーマを追求した社会派の豪華作品群であるが、ウィキペディア「アメリカン・ニューシネマ」によれば: ↓

ヴェトナム戦争の終結とともに、アメリカ各地で起こっていた反体制運動も下火となっていき、それを反映するかのようにニューシネマの人気も下降していくことになる。
ニューシネマで打ち出されるメッセージの殆どは「個人の無力」であったが、70年代後期になると、ジョン・G・アビルドセン監督の『ロッキー』に代表されるように、「個人の可能性」を打ち出した映画が人気を博すようになる。さらにジョージ・ルーカス監督の『スター・ウォーズ』の大ヒットにより、再び50年代の夢とロマンの大作映画や、それまで子供向けとされていたSF映画も復活した。ヴェトナム戦争により強い大国アメリカの理想像を打ち砕かれ、長らく暗い、憂鬱なニューシネマの虚無感に共感していたアメリカ国民は、戦争の終結と共に、再び明るく希望のある作品を求めたのである。
アメリカン・ニューシネマは、「ニュー・アメリカン・ドリーム」に取って替わられることによって、事実上、幕を閉じたのだった。

・・ということで、では総体としてのニューシネマの特徴はどうだったかというと: ↓

1.一人のスーパーヒーローが大活躍して勧善懲悪を果たすなどという楽天的なストーリー展開はない。(アンチヒーロー)
2.目に見えた明瞭な形で起承転結の末大団円を迎えるという古典的なドラマツルギーは持たない。(アンチクライマックス)
3.従っていわゆるハッピーエンドもない。
4.個々人の無力感・諦観・絶望感が殊更に強調される。(アイデンティティの無化)
5.あとは「家族の崩壊」が如いては「社会の崩壊」に繋がって行くだろうという社会性を伴った暗い視点を隠さない。

・・ことなどが挙げられる。

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 以上前振りが長くなり過ぎた。独断と偏見で言えば、ジーン・ハックマン(マックス)とアル・パチーノ(ライオン)が凸凹コンビとして共演するこの映画のテーマは「家族の崩壊」である。主だった登場人物の中で、幸福で平穏な家庭生活を送っている人間は一人もいない。みんなボロボロにすさんだ日々を送っている。幸福そうなのは、しいて上げればライオン(アル・パチーノ)に5年前見捨てられた妻と息子くらいのものである。まるで「幸福?そんなものはありゃしない」(埴谷雄高)を実証?するかのような映画である。劇中「ヴェトナム」の「ヴェ」の字も出て来ないが、ヴェトナム戦争の落とした暗い影は全編に滲み込んで映画全体に言い様のない深みと厚みを与えている。「神経質で粗暴なマックスと陽気なフランシス(ライオン)の道中記」というのは皮相な見方で、二人共出会ったときには既に相当「壊れていた」のである。終末も不安を残して終わる。

 映画評を幾つか読んでみたが、gooのネタばれあらすじを含め概ねがかなり的外れだった。言ってしまえば、今の若い人たちには映画を読み解く力が決定的に不足しているのではないかとさえ私は思った。ニューシネマに対するアンチとして登場した「ロッキー」や「スターウォーズ」や「インディージョーンズ」を見て育った世代は基本的にアカンのではないか、あんなものは(!)テレビゲームを映画にしただけではないかと・・。ぁそ。

スケアクロウ(1973) - goo 映画スケアクロウ(1973) - goo 映画

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by musasinokosugi | 2009-10-15 21:46 | 写真・ムービー等