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by musasinokosugi
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タグ:男はつらいよ ( 10 ) タグの人気記事

8/10.

猛暑列島である。俄かには信じ難いが、管は辞める時期を明示したらしい。民主党内の対立は小沢派対反小沢で非和解的だが、どちらも自分から党を割る気はないようなので、次の総選挙までは民主党の代表選で勝利した者が総理になって内閣を組織するという可能性が一番高い。無論自公民の内閣という可能性も無いと決まったわけではないだろうが・・。で、世界もいよいよドルはどうなる?円はどうなる?・・ということであるが、私の方は今日は飛田サービスデーの話題である。

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1.男はつらいよ第44作「寅次郎の告白」。

 タイトルについてだが、寅次郎が今回のマドンナ聖子(吉田日出子)との過去のいきさつについて告白するのは、聖子が経営する田舎の小さな料亭で満男と泉を前にしてのことだが、同時に聖子もまた寅の告白を肯定し、彼女は仕事の終わった深夜、寅と二人で呑みながら寅一人だけを前に「(一年前に死別した)亭主を選んだのは間違いだった。寅さんを選んでおけば良かった」と告白するのであった。寅は「今更そんなことを言われてもなあ・・」といささか逃げ腰になる。

「昔想い想われた仲の二人なら、障害だった旦那さんが亡くなられていなくなった今なら結ばれてもいいのではないの?」と泉に問われた満男は「伯父さんは手の届かない女性にはすぐ夢中になるんだけど、相手がちょっとでも伯父さんのことを気にかけたり好きになったりすると途端に身を引いてしまうところがあるんだ」「男にはきれいな花をそっとそのままにして置きたい気持ちと奪い取ってしまいたい気持ちの両方があるんだよ」(更に「先輩は?」と問われ)「伯父さんはそっとしておきたいタイプで自分は奪い取ってしまいたいタイプさ・・なぁんちゃって♪」などと解説して石を投げ、河原の釣り人の頭に的中させ追いかけられる。

 恋の季節を迎えた満男くんは最後「ぼくはもう伯父さんの無様な恋を笑えない」と正月泉の訪問を受けて述懐し、いよいよ寅に代わってこのシリーズの恋の主役に躍り出て行くのである。

男はつらいよ 寅次郎の告白 - goo 映画男はつらいよ 寅次郎の告白 - goo 映画
(*goo解説には「泉は静岡へ帰る」とあるが、ママ(夏木マリ)と泉が住んでいるのは当然名古屋である。)

2.必死剣 鳥刺し

goo映画によると: ↓

あらすじ - 必死剣鳥刺し

江戸時代。東北の海坂藩で近習頭取を努める兼見三左エ門(豊川悦司)には、決して消えることのない暗い過去があった。三年前、藩主である右京太夫(村上淳)の愛妾、連子(関めぐみ)を刺殺したのだ。当時、政治に興味を持つ連子が右京を通じて藩政に口出ししていることは周知の事実。冷酷で恣意的なその進言は悪政の元凶となっていたが、独善的な右京の存在もあり、逆らえる者はいなかった。連子の言葉ひとつで人命さえも奪われてゆく毎日。城下の空気は重苦しさを増していた。三左エ門が連子を刺殺したのはそんな時だった。最愛の妻、睦江(戸田菜穂)を病気で亡くした三左エ門にとって、それは死に場所を求めての行動だったが、下されたのは意外にも寛大な処分。一年の閉門後、再び藩主の傍に仕えることに。釈然としない想いを抱きつつも、亡き妻の姪である里尾(池脇千鶴)の献身によって、再び生きる力を取り戻してゆく。だが彼は、連子亡き後も変わらぬ窮状を目の当たりにして、日々、自問自答を続けていた。自分の行為の意味、そしてそれが藩の役に立ったのか…?そんなある日、三左エ門は中老の津田民部(岸部一徳)から、右京暗殺計画の情報を入手したと聞かされる。民部こそ、連子刺殺事件で三左エ門の斬首刑を止まらせた人物。今またこの重大事を明かしたのは、“鳥刺し”という技を持つ天心独名流の剣豪、三左エ門に対して、計画を阻止することで藩への貢献の機会を与えるためだった。そして、討つべき相手は直心流の達人、帯屋隼人正(吉川晃司)。右京太夫の従弟であり、臆することなく苦言を呈する唯一の存在だったが、今では決定的な対立が生じていた。“負の過去”と向き合う時が来たことを悟った三左エ門は、藩命に従うことを決意。自分の進む道を見極めた彼は、里尾の愛をも真正面から受け止める。やがて訪れる隼人正との決着の日。三左エ門を過酷な運命が待ち受けていた……。

 ↑ ・・ということであるが、秘剣シリーズの原作に無理があるためか、藩主右京太夫(村上淳)と対立する別家帯屋隼人正(吉川晃司)を討つために本来斬首刑に処せられるべき兼見三左エ門(豊川悦司)を敢て存命させて近習頭取として再採用するというストーリーには無理がある。
 また解説は三左エ門の連子刺殺という行動は「死に場所を求めて」のことと断定しているが、劇中彼はその件については一言も説明していない。必死剣鳥刺しについても、これを発案したのは三左エ門であり、これを使えるのも彼一人、それも「半ば死んだ状態でのみ使える」剣技であるとだけ説明されるのである。
 私は今回はこの映画を見たくて飛田に行ったようなものであるが、真面目腐って考え込むような内容は無かった。恋愛的要素も備えていないと若い観客は呼べないとしたものか、兼見三左エ門と亡き妻の姪である里尾(池脇千鶴)との間のロマンスという味付けもあった。

必死剣鳥刺し - goo 映画必死剣鳥刺し - goo 映画

3.新仁義無き戦い 組長最後の日。

 これは対立する西日本の二大勢力のうち、九州の組長が殺され、文太演じる主人公だけが大阪の組長の玉を取り返して復讐するべく孤軍奮闘するという話である。

goo映画あらすじ - 新仁義なき戦い 組長最後の日 ↓

坂本英光組長が統率する大阪の坂本組は、日本最強、最大の組織を誇る暴力団である。閏年の2月29日夜、坂本組と尼ケ崎・河原組の準構成員であるバイ人同志の縄張り争いでパンマが殺害され、抗争事件へと発展した。仲間を殺された坂本組系・米元組々員の中道が、単身、河原組へ殴り込み、拳銃を乱射したため、河原組々員がその報復として、米元組長を狙撃、次いで坂本組の事務所を爆破させた。これは、九州・広島・下関の組織からなる七人会のバック・アップを得た河原組の坂本組への挑戦だった。坂本組では緊急幹部会が開かれたが、河原組壊滅を唱える米元派と、警察の介入を恐れる松岡派との意見が対立した。一方、九州玄竜会では、坂本組の九州進攻作戦に備え、会長の船田、副会長の岩木以下、各組長が着々と準備を進めていた。老齢の岩木組組長の後継者と目される若者頭の野崎修一は沈着冷静な男として評判が高いのだが、中道の女房・麻美が、野崎の妹であり唯一の肉親であるため、微妙な立場に立たされていた。阿蘇温泉で岩木が女マッサージ師によって殺された。米元の放った刺客であると睨んだ野崎は、寒川、伸吉他の子分を連れて大阪へ乗り込んだ。だが、その間に坂本、松岡、米元たちが小倉へ行き、船田と和解協定を結んだ。そして船田に説得された野崎は断腸の思いで復讐を諦らめるのだった。だが、野崎からの中止命令を待たずして米元の家に潜入していた殺し屋ジョーが、米元の妾と子分を殺してしまったために、烈火の如く怒った米元は船田に熱湯を浴びせかけ、再び険悪な空気が漂った。しかし、意外にも船田は、智恵者・松岡の提案した玄竜会には分の悪い和解に同調する腹づもりだった。ついに野崎は、船田の反対を押し切って、単独で坂本の首をとる決意をし、ハイウェイでドライブする坂本たちをダンプカーで襲った。だが、今一歩のところで、伸吉が運転を誤り失敗。野崎の首に500万円の賞金を賭け坂本組に謝罪した船田は、米元を破門し体面をつくろった松岡の絵図にまんまと陥っていくのだった。今や、手負い獅子となった野崎は、大阪に潜入、チャンスを狙っていた。そして野崎をつけ狙うチンピラ西本、子分でありながら裏切った寒川らを始末した野崎は、麻美の家を訪れた。九州の事件で片足を失った中道は、止める麻美を振り切り、野崎を撃とうとするが、車に轢ねられ即死してしまった。そして野崎は、天王寺駅でついに坂本を追いつめたが、坂本は発病して救急車で病院に運ばれ、野崎もまた坂本の子分に撃たれ、逮捕されて警察病院に運ばれた。しかし、麻美、伸吉の協力を得て病院から脱出した野崎は、坂本の病院先へ向かった。そして、付き添いの松岡を振り切り、今では枯木同然に横たわる坂本に向って、引き金を引いた……。

新仁義なき戦い 組長最後の日 - goo 映画新仁義なき戦い 組長最後の日 - goo 映画

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NY円上昇、一時76円77銭

 9日のニューヨーク外国為替市場で、円相場が一時、1ドル=76円77銭前後まで上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、事実上のゼロ金利政策を「2013年半ばまで継続する可能性がある」と表明し、ドル売り・円買いが膨らんだ。

 午後2時50分(日本時間10日午前3時50分)現在、前日比75銭円高・ドル安の1ドル=76円95銭~77円05銭で取引されている。

 株式市場では、ダウ平均株価(30種)が下落に転じた。午後2時55分(同3時55分)現在、前日比58・96ドル安の1万750・89ドルで取引されている。FRBが米景気認識を引き下げたため、売りが優勢になった。
(2011年8月10日 読売新聞)

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米FRB、年後半か来年初めにQE3行う可能性高まる=ゴールドマン
2011年 08月 10日 21:42 JST ロイター

 8月10日、ゴールドマン・サックスのエコノミストは、9日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での決定を受け、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)を実施する可能性が高まったとの見方を示した。8日のNY証券取引所(2011年 ロイター/Brendan McDermid)

ビジネス
スイス中銀がフラン高抑制に向け追加措置、効果は限定的との見方
ノルウェー中銀が予想外の据え置き、政策金利は2.25%のまま
米週間住宅ローン申請指数が上昇、ローン金利が年初来の水準に低下
英中銀、成長率とCPI予想を下方修正=インフレ報告

[シンガポール 10日 ロイター] ゴールドマン・サックスのエコノミストは10日、9日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での決定を受け、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)を実施する可能性が高まったとの見方を示した。

 FRBはFOMC声明で、異例の超低金利政策を2013年半ばまで維持すると表明し、さらなる措置を検討していることを明らかにした。

 ゴールドマンの首席エコノミスト、ジャン・ハトジアス氏は「FOMCが今年後半、もしくは2012年初めにかけ量的緩和政策を再開する確率は50%を越えた」と指摘。「声明は、FOMCが経済ニュースに対しわれわれの予想以上に弱気となっていることを示している」とし、QE3実施をめぐる従来の予想を変更したと説明した。

 同氏はまた、FOMCメンバーの3人が今回の決定に反対したにも関わらず、バーナンキFRB議長が少なくとも2年間低金利を維持するとの確約に踏み切ったことは、他のFRB当局者も追加緩和策が重要であると判断していることを示唆している、と述べた。

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菅首相8月中にも正式退陣表明? 辞めない可能性はゼロなのか
J-CASTニュース 8月10日(水)17時4分配信

菅首相の退陣問題が動き出した。
 「退陣3条件」の成立にめどがつき、菅直人首相が8月中にも正式に退陣表明する、と新聞各紙が報じている。

 「首相、月内にも退陣表明」(朝日新聞)、「首相、月内退陣強まる」(日本経済新聞)――2011年8月10日付朝刊各紙の見出しには、こんな表現が並んだ。退陣3条件中の最難関とみられていた特例公債法案の可決・成立に自民、公明両党が協力するとの合意ができたことを受けたものだ。

■岡田幹事長「思う、ではなく、お辞めになります」

 菅首相は8月9日、「3条件」が整えば退陣するのか、と記者団に聞かれ、「これまで自分が言ってきたことについては、ちゃんと責任を持ちます」と答えた。岡田克也・幹事長に至っては、「(菅首相が辞めると)思う、ではなく、お辞めになります」と断言した。

 しかも、菅首相は8月10日の衆院財務金融委員会で、「(3条件中残る2条件の法案が)成立したときには速やかに次の段階に移る準備に入らなければならない」と述べた。「党内で言えば代表選であり、新しい代表が決まれば私自身が総理大臣として身を処すことが当然必要になる」と述べた。さすがにここまで発言すれば、「近く退陣」は疑いようがない、と思える。

 ただ、これまでの経緯を振り返ると、それでも疑念は残る。

 菅首相は、民主党内からの造反で不信任決議案が可決する恐れも出ていた6月2日、党代議士会で「震災への取り組みに一定のメドがついた段階で、若い世代のみなさんにいろいろな責任を引き継いで頂きたい」と述べた。この発言が「辞任表明」と受け取られ、決議案は何とか否決できた。

■鳩山氏「私は信じたい」

 同じ6月2日の記者会見では、菅首相は「一定のめど」について、年越しの可能性もある福島第1原発の「冷温停止」だと発言した。「来年まで続けるつもりか」と批判を浴びた菅首相は6月28日の会見で、今回話題となっている「退陣3条件」を示した。「この三つをもって、この一定のメドと考えるということを申し上げた」と述べている。

 一方、菅首相は7月13日の会見で、「脱原発依存」の方針を打ち上げた。8月の週刊朝日最新号(8月19日号)での単独インタビューでは、「いつ辞任するのか」との質問に対し、「どうにか原子力行政の抜本改革の道筋はつけたい」と答えている。

 菅首相が「責任を持つ」としている自身の発言が、もし後者の「脱原発依存」の話の方を指す場合、8月中の達成はとても無理そうで、9月以降も首相を続ける理由ともなりかねない。

 小沢一郎・元代表は7月27日、若手議員らとの懇談の場で、退陣3条件が満たされても菅首相は辞めないだろう、との見立てを披露していた。8月9日には、小沢氏と鳩山氏が会談し、小沢氏は「(菅首相は本当に)辞めるのか?」と疑念を示した。鳩山氏は「私は信じたい」と応じたという。

 永田町では、米国の国債格下げに端を発した世界同時株安という「経済危機」への対処を理由に、首相交代による「政治空白」をつくらない、という名目での居座りを警戒する声もある。

 小沢氏が「僕の常識では理解できない」と嘆く菅首相が、密かに「平成の死んだふり解散」を考えている可能性もゼロではないかもしれない。

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by musasinokosugi | 2011-08-11 06:45 | 時事

7/9.

久しぶりに飛田へ行った。館内は冷房は控えめだったが一応涼しく、全日500円のサービスデーだった割には観客が少なかった分喫煙者も少なかったので(途中意味もなく独り言を呟く変な老人もいたし、いつもの騒がしく落着かない老女もいたが)一応映画に集中出来たのは幸運だった。洋画だったら千円の「新世界国際」(←ここも3本立)に行ってもいいのだが、邦画は新世界に安い映画館はない。唯一800円の「新世界国際地下」はアダルト専門で、私は入ったことはない。ピンク映画館は若い頃「そんなとこへ行くと後ろの客席からスペルマが飛んで来るぞ」と先輩から脅されたことがあって(笑)以来40年以上の間疎遠になっている。今回の2本もそうだが、3/11以前に作られた映画には原発のげの字も出て来ない。我々にとっての古き良き時代は既に去ったのかも知れない。

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1.男はつらいよ(第46作)寅次郎の縁談

 この映画を見るのは何回目だろうか、かつてこのブログでも取り上げている。このシリーズは48作までで終わりなので、46作は最後から数えて3番目の作品である。主演:渥美清の体調もかなり悪化した中での撮影だったようだ。御前様(笠智衆)はこの作品の撮影中に他界された。

+大学四年の秋、三十数社に面接して全て断られた満男は自分の就活に絶望して「家出」同然の旅に出る決意をし、深夜11時東京駅発の寝台特急「瀬戸」に飛乗り、終点高松まで行く。
「瀬戸」は「サンライズ瀬戸」と名前を変えて今も走っている。

 寝台特急サンライズ瀬戸 下り(東京→高松) 時刻表

寝台特急サンライズ瀬戸の下り列車は、東京を22時ちょうど(入線は9番線に21時48分)に出発、停車駅は横浜、熱海、沼津、富士、静岡、浜松、翌朝は姫路、岡山、児島、坂出となり、終点高松に7時27分に到着します。

東京→岡山間は14両編成となり、途中の岡山で出雲市行きのサンライズ出雲を切り離します。

岡山→高松間は7両編成での運転となります・・ということである。

+後期の「男はつらいよ」は寅よりはむしろ満男くんの恋愛譚がストーリーの主軸になっているが、この46作では二人の恋愛がダブルスタンダードで進行して行き、最後には二組とも破局に至るのだが、最終盤、満男が島の恋人を捨てて東京への帰郷を決意する理由の説明は一切ない。翌年の正月、満男はとらやを訪れた葉子と再会を果たし、他方祭りのバイをしていた寅はそこで満男のかつての恋人「あやちゃん」と出会う。

+「寅次郎の縁談」というタイトルだが、周囲がやきもきして、「こいつとこいつをひっつけたらどうだろう?」とお膳立てするような普通の意味での「縁談」などではない。島民やとらやの連中の噂話というレベルの話である。当人同士は思い思われで結構うまく行きそうな雰囲気なのだが、なんやかんやで結局は壊れてしまうというのがこのシリーズの定石型なのである。

ウィキペディアでは: ↓

あらすじ [編集]

晩秋を迎えた頃、柴又に帰った寅次郎は、さくら達の様子を見て、尋常ならざる雰囲気を感じ取る。聞けば、大学卒業を目前に控えながら就職先が決まらない満男が、ヤケを起こし家を飛び出して、それから1週間が経過してるという事だった。間もなく、満男から小包が届き、寅次郎はそれを頼りに瀬戸内海の小島志々島まで満男を連れ戻しに行く。寅次郎はやっとの思いで満男を探し出し、東京へ帰るよう厳命する。しかし、島の暮らしが気に入った満男は、寅次郎の言葉に耳を貸さなかった。寅次郎は呆れたが、満男が下宿している家の美女葉子(松坂慶子)に一目逢うと、たちまち恋に落ちてしまうのであった。葉子は父である善右衛門(島田正吾)と暮らしている。葉子は、この老人が別の女に産ませた子供なのである。翌日、寅次郎は島から帰ろうとするが、葉子にひきとめられたのと、時化で船が出ないとの事で帰京を延期する。一方、満男は病院の看護婦亜矢(城山美佳子)と親しくなり、寅次郎の歯がゆい恋愛について語る。すると亜矢は「満男さんにも遺伝してるんやね」と悪戯っぽく笑う。そして彼女は手編みのセーターをプレゼントした代わりに、満男が着ていたトレーナーを自分で着る。二人はじゃれあううちに納屋の中で抱擁し、「好き」と呟く亜矢に満男もキスをする。葉子は、寅次郎と金毘羅参りに出かけた。葉子はまんざらでも無い様子だったが、寅次郎は男女の関係になることを避けている様子。帰宅後、葉子は満男に寅次郎が独身か尋ねる。満男は、今までの恋愛遍歴を教え、寅次郎の批評を行うが、葉子は少し怒って、「男は顔やお金じゃないのよ」と言う。人生経験を積んだ女には寅次郎の魅力がわかるというのである。「じゃあ伯父さんと結婚してくれますか」と満男が言うと、葉子は少し戸惑いながら「そういうことは本人の口から聞かなければ嬉しくないのよ」と怒ってしまう。そして、満男がそのことを寅次郎に話すと寅次郎も怒ってしまい、結局二人は翌日島を離れることになる。翌日、桟橋で出会った亜矢は満男の突然の帰京に怒りを露わにして泣く。が、満男はそれを振り切って船に乗る。泣きながら手を振る亜矢と、やっぱり泣きながら応える満男の姿のバックに徳永英明が流れる。そして、2人は柴又に戻った。年が明けてとらやに葉子がやってくる。葉子は「寅さんに会いたかったのに」と笑うが、寅は旅の空であった。最後のシーン、地方巡業中の寅次郎は新しい恋人と初詣に行く亜矢と再会する。そして、「満男、お前は振られたぞ。ザマあ見ろ」と叫ぶ寅次郎であった。

・・となっている。

 一方goo映画によると: ↓

「男はつらいよ」シリーズ46作目。香川県の瀬戸内海を舞台に、おなじみの寅さんが真剣に結婚を考える。マドンナは27作目『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』で共演した松坂慶子。その父親役には新国劇の大御所・島田正吾、御前様の娘役には1作目のマドンナ光本幸子が配された。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

あらすじ - 男はつらいよ 寅次郎の縁談

来年大学を卒業し、就職しなければならない満男は、不況の追い風を受けて採用試験に苦戦していた。さくらと博は苛立つ満男をハラハラしながら見守るだけ。そのうち、自分自身にも嫌気がさした満男は旅に出てしまうのだった。ひさしぶりに葛飾に帰った寅は、事情を聞いて満男を連れ戻すことを安請け合い。さっそく、瀬戸内海の小島・琴島へ出掛けた。満男を見つけ出し、説教してみたものの、当の本人は看護婦の亜矢に恋してしまい、帰る気がないらしい。寅はその晩、とりあえず、満男の居候先に泊まった。そこに年老いた当主とその娘、洋子がいた。洋子は絶世の美女で、神戸では料理屋もやっていたという。しかし、不況のために借金を作ってしまい、それを返すために働き過ぎて体を壊し、この島に帰って来たのだった。疲れ切った様子の洋子を、寅は一生懸命勇気づける。洋子は寅の優しさに次第に惹かれていった。ある日、洋子は満男に寅への気持ちを伝えた。満男自身もまた亜矢から告白され、尻ごみしてしまう。そして明け方、寅は洋子に置き手紙を残し、満男も就職するために東京へ帰るのだった。

・・となっている。「琴島」というのは架空の島名で主だった島民も役者が演じている。
(註:ウィキペディアは寅の実家を「くるまや」と紹介していたが、これは「とらや」が正しい。またgoo映画も間違っていて、今回のマドンナ:松坂慶子の役名は洋子ではなく葉子である。)

男はつらいよ 寅次郎の縁談 - goo 映画男はつらいよ 寅次郎の縁談 - goo 映画

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2.青島要塞爆撃命令

goo映画あらすじによると: ↓

あらすじ - 青島要塞爆撃命令

第一次世界大戦の頃、ドイツは青島にアジア政策の拠点として、ビスマルク要塞を築いた。連合軍の懇請により日本は陸、海、空軍を派遺した。こちらは追浜航空研究部。大杉少佐、国井中尉、二宮中尉、真木中尉達は、フランスから買ったファルマン機の飛行に余念がなかった。大杉に出動命令が下り、飛行機二機を積んだ若宮丸は膠州湾目ざして出動した。その途中、わが艦隊の根拠地に寄り、長官の指示を受けた。そして霊山島に基地を設けた。霊山島で真木は、日本兵に乱暴されそうになった中国娘白麗を助けた。ところが白麗は恋人と若宮丸爆破を図った。恋人は殺され白麗も銃殺と決ったが、女だからと命を助けられて追放された。ある日、大杉達二機は敵中に乗りこんだが、貧弱な爆弾では役に立たなかった。突如真木、二宮の乗る一機が煙をはき敵の領地内に不時着した。二人はうまく逃れ中国民家にかくれたがとらわれた。ドイツの独房に入れられたが、そこで敵の士官と一緒の白麗を見た。その頃司令部でも総攻撃決行を指令されていた。一方二宮と真木は護送される途中白麗の助けもありうまく敵を倒して脱出に成功したが、逃げる途中、吊橋がおちて三人は激流にのまれた。戦死したと思われた真木が一人帰り、ビスマルクの砲台の秘密を知った大杉は、単独攻撃を決意した。しかしそれには地上の補給隊と連絡して、ドイツ領内で飛行機にガソリンと弾を積まなければならなかった。あらゆる難関を突破してたどりついた所は、はてしないどろ沼だった。そこへ若宮丸が爆沈して今や一機となったファルマン機が現れ、どろ沼に到着した。沼だらけの爆弾を積んで出発した。上空に舞い上った真木はビスマルク砲台を攻撃、みごと爆砕した。

 ↑ となっている。私はこんな映画があること自体知らなかったし、ましてこの作品がどれだけ史実に忠実なのかも知らない。第一次世界大戦では日本はドイツの敵として振舞い、ドイツが占有する青島(チンタオ)を攻撃し戦果を挙げたことは事実である。

青島要塞爆撃命令 - goo 映画青島要塞爆撃命令 - goo 映画

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南相馬の肉用牛、他の10頭からもセシウム検出 都発表 朝日新聞

 福島県南相馬市内の畜産家が出荷した牛1頭の肉から、国の基準(1キログラムあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが東京都の検査でみつかった問題で、検査を続けていた残りの10頭すべてで基準値を超える放射性セシウムが検出されたと9日、都が発表した。市場には流通していない。

 都によると、最も高い肉で1キログラム当たり3200ベクレル、最も低くても1530ベクレルが検出された。11頭はすべて、福島第一原発事故の緊急時避難準備区域内にある畜産家1軒から出荷されたもので、黒毛和牛という。

 東京都港区の都芝浦と場で8日に食肉処理され、厚生労働省からの要請で調査していた。今回、放射性セシウムが検出された牛はいずれも7月7日に出荷されたという。都によると、同じ畜産家の黒毛和牛は、5月30日に2頭、6月30日に3頭が芝浦と場で処理されていて、いずれも市場に流通しているという。

 芝浦と場では、農水省の指示で、福島第一原発から20~30キロ圏内から出荷された牛でも、他地域の牛と同様、放射性物質についての特別な調査はしていない。ただし、厚労省からの指示が今回をのぞいてこれまでに5回あり、その際に行った検査ではいずれも基準値を下回っていたという。

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九電やらせメール:番組前に関連会社社員から内部告発

 原発の安全性を説明する番組を巡って起きた九州電力の「やらせメール」問題は、関連会社社員の内部告発がきっかけで発覚したことが9日、関係者の話で分かった。

 また九電側が、玄海原発(佐賀県)の運転再開に賛成する意見を番組に送るよう子会社社員らに依頼したメールの存在は、番組放送の直前に佐賀県幹部に伝えられたが、確認作業がなされないまま番組が進行していた。

 佐賀県の武藤明美県議(共産)らによると、番組前日の6月25日に知人を通じ、九電からの依頼が記された文書を入手。文書には九電が子会社に送ったメールと同趣旨の内容が記されており、関連会社社員が武藤議員の知人に「こんなことがあっていいのか」と知らせたという。

 武藤県議は番組放送直前の26日朝、佐賀県幹部に「九電側が、番組中に賛成のメールを送るよう指示した文書がある」と伝えたが、県は九電に事実関係を確認しないままだった。

 県幹部は「まさかと思った。(原発の安全性について)国がどう説明するかに集中していた」と釈明している。

毎日新聞 2011年7月9日 13時39分

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事故処理に数十年=首相が見通し-福島第1原発

 菅直人首相は9日午後、民主党本部で開かれた党全国幹事長会議であいさつし、東京電力福島第1原発事故に関し「3年、5年、10年、最終的には数十年単位の処理の時間がかかる見通しだ」と述べた。
 東電は事故の収束に向けた工程表を4月に作成し、その後順次改定。それによると、今月中旬には放射線量が減少傾向になる「ステップ1」が終了。今後、3~6カ月で原子炉を安定化させて冷温停止する「ステップ2」に移行する。首相の発言は、原子炉の廃炉などを念頭に、その後の中長期的な事故処理の見通しを示したものだ。(2011/07/09-13:51)時事通信

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被災地域のサプライチェーンの重要性など分析―通商白書
掲載日 2011年07月08日 日刊工業新聞

 経済産業省は8日、「2011年版通商白書」を公表した。東日本大震災を受け「震災を越え、グローバルな経済的ネットワークの再生強化に向けて」と題し震災が生産や貿易に与える影響、輸出産業を支える被災地域のサプライチェーンが果たす重要性などを分析した。
 通商白書は世界経済の現状分析や日本の通商構造の変化として「新興国と日本を含む先進国の成長速度の差が縮まらず新興国の存在感が一層高まる」と指摘。
 その上で震災後のわが国経済を再生するため、外資系企業に対する地域統括や研究開発の拠点誘致、日本企業の海外移転加速による空洞化防止、新興国との経済連携協定(EPA)や自由貿易協定(FTA)により事業拠点として立地競争力を強化する必要性などを提唱した。

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サイバー攻撃:日本各地に標的 リストやソフト配信

 警察庁へのサイバー攻撃とほぼ同時期の昨年9月中旬には、地方自治体、民間団体、大学などのHPが中国語に書き換えられる被害が相次いだ。その直前、ハッカー集団「中国紅客連盟」がネット上で攻撃を呼び掛け、日本の政府機関、有名企業、経済団体などの名を列挙したリストや、攻撃用のソフトが配信されていた。

 釣具店や釣りの愛好家でつくる日本釣振興会(東京都中央区)はHPが改ざんされる被害を受け、中国語の文章や中国国旗が掲示された。尖閣諸島の中国名が「釣魚島」であることから攻撃対象にされた可能性がある。

 このほか、山口大工学部(山口県宇部市)の研究室、金沢大付属高校(金沢市)、島根県、徳島県神山町、同県佐那河内村など、日中間の政治問題とは関係のないところに、ハッカー行為は及んだ。

 一方、日本国内のサーバーが攻撃の「踏み台」として利用されたことも判明。警察庁へのサイバー攻撃を同庁が分析したところ、一部は国内の三つのサーバーを経由していた。いずれも会社などのコンピューターで、攻撃者が自分の身元を隠すために中継点として勝手に使ったとみられるという。さらに発信元を追跡することはできなかったが、同庁はこれらのサーバー保有者にセキュリティー強化を求めた。

毎日新聞 2011年7月7日 13時18分(最終更新 7月7日 13時41分)

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*今話題の「ホットスポット」については武田邦彦教授のブログなどが参考になる。

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by musasinokosugi | 2011-07-12 11:23 | 時事

飛田東映上映中。

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 7月14日の京都祇園祭宵々々山から一ヶ月経って、今はお盆の帰省ラッシュ~Uターンラッシュの真っ最中である。徳島では今日明日迄阿波踊りがあり、大阪からそう遠くはないので私も常々一度は行ってみたいと思っているが、今回も(何も準備していないので!)残念ながら見送りになる。高円寺の東京阿波踊りなら、今年は8月28・29日の土日なので、こちらは行く気があれば行けないこともない。知らない人は「なんで東京で阿波踊りなんだ!?」と鼻で笑う向きもあろうが、これがなかなかどうして、踊り子1万人以上・観衆120万人というビッグイベントなのである。無論本場徳島からも踊り手が大挙して参加する。挙行が8月最後の土日ということで、これは日程が必ず浅草のカーニバルとかち合うことになっていて、観客動員数では遺憾ながら(はあ?)毎年大差をつけられている。だが浅草の催しが「なんでお江戸浅草でサンバカーニバルなんだ!?」と冷笑されることは少ないように思う。と、これを書いていてふと、「27日に出発して東京かその近辺に2泊すれば、浅草と高円寺の両方が見られる!」という悪魔の誘いが頭を過った。無論私は慢性的な金欠症なので、往復は18切符を使うのである。かなりの強行軍が予想されるが、まだ2週間あるのでこの案は充分検討に値する。てかそんなに夏祭りばかり追いかけてどうする?!ぁそ。

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1.カムイ外伝

「これはちょっと原作と違うな」というのが最初の印象である。
 では原作を凌ぐ何かがあったかというとそれもなく、ただ映像がトロピカルで矢鱈きれいな南国風景だったということだけだ。

カムイ外伝 - goo 映画カムイ外伝 - goo 映画

cf.松岡正剛『カムイ伝』

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2.男はつらいよ(第20作)寅次郎わが道を行く

 以前言ったと思うがこれは名作である。ぁそ。
 マドンナ紅奈々子(木の実ナナ)はさくらの同窓生で当然寅の幼馴染という設定である。SKDのスターである彼女には十年来の付合いがある照明係の恋人がいて、彼から結婚を申し込まれて「踊りと家庭のどちらを選ぶか」悩んでいた。
 これに九州から寅を頼って上京して来たSKDかぶれの青年(武田鉄矢=後藤留吉 )が絡んで物語が展開するという20回記念作品である。

 SKDの絢爛豪華な華やかな舞台と、その裏で日常の練習風景や楽屋の様子が活写されている点が好評を呼んだ作品であるが、あくまでこれは寅が主人公の映画であるから、人間模様の織り成す様々なドラマにまで深く立入ることはない。
 私も宝塚の劇場周辺に見学に行ったことはあるが、レヴューを見ることはなかった。でも今度機会があったら話の種に一度観劇したいと思った。ぁそ。

男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(1978) - goo 映画男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(1978) - goo 映画

cf.SKD(松竹歌劇団)

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3.新網走番外地 吹雪の大脱走

 時代設定が昭和22年(敗戦は昭和20年)で、大量の復員兵たちの身の処し方がクローズアップされている。

新網走番外地 吹雪の大脱走(1971) - goo 映画新網走番外地 吹雪の大脱走(1971) - goo 映画

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“支持率”1ケタに急降下 「太田総理」退陣へ
8月13日7時1分配信 スポニチアネックス

 日本テレビの政治バラエティー「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」(金曜後7・56)が9月いっぱいで終了することになった。お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(45)が総理大臣に扮し、マニフェストを掲げ、ゲストの国会議員らと討論する番組。06年4月のスタートから4年半での“総理退陣”となる。

 口からツバを飛ばすほどの勢いで太田や国会議員らがトークバトルを繰り広げる姿が人気を呼び、一時は20%近い視聴率をマークしたほか、太田が「総理大臣になってほしい人」のアンケートで上位に入ることもあった。

 しかし、09年4月からTBSの人気バラエティー「ぴったんこカン・カン」が同時間帯に移動したほか、フジテレビのクイズ番組「ホンネの殿堂!!紳助にはわかるまいっ」がスタートすると、視聴率が1ケタに落ち込むことも増え“支持率”の低下が指摘され始めた。今年に入ってからは、金曜日の番組強化が局内で課題に挙げられるようになり、“退陣”の道を選ぶことになった。

 国会議員にとっては自身の顔と名前を視聴者にアピールする機会でもあった。番組への出演機会が多かったある議員は「政治がお茶の間に身近に感じてもらえる番組だっただけに残念」と語っている。

 7月から始まった午後7時台のバラエティー「寿命をのばすワザ百科」も終了。10月からは「太田総理」の枠と合わせて2時間のバラエティーが編成される。長時間映画を放送する際には放送を休み、午後9時からの「金曜ロードショー」の拡大版として、映画放送を最大4時間まで対応できる柔軟な体制を取っていくという。

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cf.高円寺東京阿波踊り

cf.浅草サンバカーニバル

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by musasinokosugi | 2010-08-14 21:55 | 写真・ムービー等

飛田東映上映中。

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 鳩ちゃん辞任である。最近彼の眼は死んでいたからこれは時間の問題だった。俗に言う「参った狸は目でわかる」という奴である。あとは「小鳩体制」がどういうタイミングを選ぶかという問題だけだった。執行部総辞職(勿論内閣も総辞職)で明後日再び臨時の両院議員総会が開かれそこで今後の方針が決定されるということらしい。各社今更ながら「最後の鳩山演説」に対しては概ね同情的・好意的なようであるが、辞めると決まってからでないと「本音」の一端も開示出来ないとは、まったくもって政治なんてものは・・・である。w

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1.極道の妻たち 地獄の道づれ

作品情報
ジャンル:ドラマ

監督:関本郁夫

出演:高島礼子/とよた真帆/雛形あきこ /西岡徳馬/森下涼子/中本奈々/尾美としのり/石橋蓮司/石倉三郎/北村和夫/中尾彬/草刈正雄/宅麻伸/江波杏子

製作:日下部五郎
脚本:高田宏治
撮影:水巻祐介
音楽:大島ミチル
原作:家田荘子(文藝春秋刊)
配給:東映ビデオ

2001年/日本

ストーリー(ネタばれ注意)
組員5,000人を率いる山背組組長代行・掛川(宅麻)は、全国的な連合組織の結成を企む兄弟組の陰謀に嵌められ服役の身となる。その留守を預かる妻・律子(高島)であるが、兄弟組の不穏な動きの中、夫が最も信頼していた若頭補佐・池内が殺害された。律子が妹同然に可愛がっている美智留(雛形)の夫である。夫を殺したのは同じ組の若頭補佐・千田(草刈)とその妻・槙子(とよた)だと疑い、荒れる美智留に憂慮する律子。そんな中、掛川を除名する動きを察知した律子は先代組長霊代・リュウ(江波)に夫の名代を申し出る。それは律子にとって、“戦線布告”でもあった…

・・以上ミニパラ「極道の妻たち 地獄の道づれ 作品紹介」より。

 一方MovieWalkerによると(これもネタばれ注意): ↓ ↓

関東と関西の極道が手を組み、全国的な連合組織を結成しようとする企みが持ち上がる中、大阪を牛耳る昔気質の山背組組長代行・掛川亮平は、それに参加することを拒否した。その為、彼は関東・柴山会の茂田と尼崎・坂岩会の坂岩の策略により服役の身となり、更に組内部からも幹部会から除名しようとする声が挙がって窮地に立たされることに。さて、そんな夫の留守を名代として預かることとなった妻・律子は、組の若頭である千田が坂岩らと癒着し亮平を陥れていたことを突き止めるが、実はその裏で糸を引いていたのは、千田の妻で律子に敵対心を燃やす槙子だったことが判明する。大阪極道のトップの妻として君臨すべく、千田を焚き付ける槙子。だが、自分が槙子や茂田らに利用されているだけのコマだと悟った千田は考えを改め、茂田を撃とうとするも逆に殺されてしまう。そして連合組織結成式当日、パーティ会場に勝ち込みをかけた律子は、坂岩を一撃の下に倒すと、夫の仇討ちに潜り込んでいた槙子と共に、極妻として茂田への落とし前をつけるのだった。

・・となっている。

 東西二大勢力の手打ち・統合を大義名分に関東のドン柴山会の茂田(中尾彬)が関西に進出して来る。冒頭山背組若頭補佐・池内(美智留=雛形あきこの夫)を殺し自殺のようにみせかける細工をしたのは内部から茂田に通じた若頭補佐・千田(草刈正雄)であるが、彼は山背組組長代行・掛川(宅麻伸)の妻律子(高島礼子)への思慕の念を断ち切れず、東西の狭間で苦悩する。その妻・槙子(とよた真帆)も夫以上の野心家で自分の夫を組のてっぺんに登らせたいと思っている女である。・・・。
 様々な人間模様が入り組んでいて、最後までなかなか飽きさせない映画だった。

 あと尾美としのりというと、大林宣彦監督「転校生」で第6回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したのが1983年のことで、その後時代劇も現代劇も幅広くこなすユニークな役者さんとして成長している。『男はつらいよ サラダ記念日』にも三田寛子のボーイフレンド・早大生役で出演した。彼は1965年生まれだから今はもう40歳を優に過ぎており、この映画では妊娠中の妻を抱えながら山背組組長代行・掛川(宅麻)の弟分として切った張ったの大活躍をしている。

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2.子連れ狼 親の心子の心

 goo映画によると: ↓ ↓

あらすじ
尾張藩士加藤某の妻女に夫の仇、別式女・お雪を斬るべく依頼された拝一刀は、お雪のことを聞くため刺青師字之吉を訪ねた。宇之吉は一刀に、お雪の肌に、乳をまさぐる金太郎童子を胸に、山姥の入墨を背中に彫ったことを話す。その頃屋外で待っていた大五郎は、三河万才の後を追って行き、迷子になってしまった。一日、二日と父を捜す大五郎は飢えと寒さに憔悴してくる。やがて、ある寺で父と似た姿を見たが人違いだった。だが、その男、柳生軍兵衛は大五郎の死生眼を見抜きハッとする。そして大五郎の後をつけていく。かつて、軍兵衛は拝一刀と立ち合ったが破れ、密かに剣術修業をしていたのである。一方、大五郎は野道を歩いている時、突然、野火にかこまれる。突差の判断で死地を脱するが、大五郎を見ていた軍兵衛は、子連れ娘の子狼と察し大五郎を斬ろうとする。その時一刀が現われた。父に走り寄る大五郎。一刀は斬りかかる軍兵衛の片腕を斬り落とし、大五郎を抱きその場を立ち去る。柳生の執拗な襲撃をかわしながら、一刀はお雪が乞胸村の出身と知り、村の長・乞胸仁太夫と会う。乞胸とは大道芸を売る芸人で全国的な組織をもつ特異な集団のことである。一刀が来た理由を仁太夫は既に知っていた。そして、お雪が仁太夫の娘であると知った一刀は苦悩する。しかし、仁太夫はお雪のかくれ場を一刀にそれとなく教えるのだった。お雪と一刀は遂に相峙した。そこへ孤塚円記が尾張藩の追手として出現。この円記こそが、お雪がかつて凌辱され怨みをはらすべく狙っていた男なのである。一刀は二人の対決を見守る。お雪は刺青に幻惑された円記を斬った後、自ら一刀の刃に討たれるのだった。やがて一刀は事の真相を知らせるべく尾張藩へと乗り込んで行った。

・・となっている。(文中「子連れ娘」「字之吉」とあるのは誤植である。校正をしっかりやってもらいたい。)

 この映画の魅力は、小太刀の師範までしていた尾張藩を脱藩し、追われる身となったお雪の裸体及び背中と胸全身に彫られた刺青の美しさに尽きる。(←背中に山ン姥、胸には乳をまさぐる赤子の金太郎である)
 それを盛り上げるのが異様な眼光で幻覚剣を操る尾張藩士円記(岸田森)である。

大五郎は今回父と離れ一時迷子になる。その間一人で山寺を訪ねたり野焼きの火に包まれたりして大変に可愛くて良かった。この子役の富川晶宏は成人して拳銃密輸に関わり懲役3年の実刑を食らったとかで2チャンネルにはファンクラブまで出来ている。尚二代目大五郎西川和孝は殺人事件で目下無期懲役刑に服している。

 原作の劇画に忠実に最後に展開される大殺陣はこのシリーズの大きな売りの一つであるが、今回も拝一刀は常識的にはおよそあり得ない超スーパーマンぶりを発揮して、瀕死の重傷を負いながらも敵の大群を殲滅し、烈堂の右目を射抜いて、父子共々窮地を脱する。

子連れ狼 親の心子の心(1972) - goo 映画子連れ狼 親の心子の心(1972) - goo 映画

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3.男はつらいよ(第25作)寅次郎ハイビスカスの花

 第11作「寅次郎忘れな草」、第15作「寅次郎相合い傘」に続くリリー三回目の登場である。今回はとらやの連中が一家で水元公園へピクニックに出掛けようする矢先に寅が現れ、お決まりのすったもんだしているところへ、実は沖縄のリリーから「吐血ー入院」の速達が届いていることが明らかになり、寅は急遽沖縄へ飛ぶ。

 リリーの入院中は木賃宿から毎日病室へ通って面倒を見る寅であるが、彼女が退院し寅が見つけた下宿先で二人で半同棲の生活に入るや、途端に持ち前の浮気性が炸裂して、リリーそっちのけで水族館の若いお姉ちゃんに現を抜かすようになり、二人の間に当然の如く亀裂が生じる。この辺がいつもの展開と違うところである。二人はあまりにも親しくなり過ぎたということだろうか。

 下宿先の高校生の娘に「二人は結婚しているの?」と問われて「まだ式は挙げてないけどね」と答えたのだと、リリーは寅に告げる。
「結婚もしていない男の世話になるなんてまっぴらだ」と寅の金銭的助力の申し出を拒否するリリーに対し、寅は「(結婚なんて)堅気でもない自分たちには似合わない」と一蹴する。結婚して「家族」を構成することに対して、寅には抜きがたいアレルギーがあるという人物設定であるとしたら、これは「家族」を自身のテーマに据える山田監督へのアンチである。
 恋はしても結婚をゴールに据えることはなく、今回のように「同棲」はしても寝室は別々という寅であっては毎回毎回マドンナたちに去られて終わることが予定調和なのである。

 それにしても、朝目覚めてリリーに追いてけぼりにされたことがわかるや、あわてふためいて港に接岸していた島巡りの連絡船に飛乗り「なんでもいいから東京へ行け!」などと要求し、結果食うや食わずで十日掛かりで柴又駅前に辿り着き「行き倒れ」となってタコ社長に発見される・・などというストーリー展開はあまりに荒唐無稽でこちらとしても評しようがないが、この映画はリアリズムを追求するのが本旨ではないということはいつも言っている通りである。

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980) - goo 映画男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980) - goo 映画

(付記:)私は見たことはないが、この映画にはリメイク版というか、冒頭に吉岡秀隆の満男くんが寅を回顧するシーンを挿入した「特別篇」というのが作られているそうである。それだけ山田監督の思い入れが強い作品なのである。

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇(1997) - goo 映画男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇(1997) - goo 映画

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by musasinokosugi | 2010-06-02 23:35 | 写真・ムービー等

飛田東映上映中。

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流石にサービスデーは混んでいるが番組が一周すると、朝一で詰掛けている人たちの多くは一斉に退出するから、その時間(およそ午後2時前後)を見計らって二順目目当てで行けば楽に席に就くことが出来そうである。いつもこれは意識しているが、行くのは常に出たとこ勝負の風任せになってしまうのである。 

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1.実録・夜桜銀次 第1部

 金久美子(キムクミジャ)という女優さんが汚れ役で出ているが、昔私は彼女を東京都下の黒テントの公演で見たことがある。きれいな人だった。ポッ。

実録・夜桜銀次(2001) - goo 映画実録・夜桜銀次(2001) - goo 映画

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2.伊賀忍法帖

 角川映画も既成の映画会社とは違う切り口の娯楽作品をいろいろ作っていたわけである。

伊賀忍法帖(1982) - goo 映画伊賀忍法帖(1982) - goo 映画

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3.男はつらいよ(シリーズ第42作)ぼくの伯父さん

 この作品ではマドンナがいない?
 一応泉ちゃんの叔母さん役で檀ふみが出ていて彼女がマドンナだろうが、これは人妻だし、いつもの惚れた腫れたの大騒ぎには全然ならないのである。
 物語は満男くんの浪人時代に遡る。離婚した母と共に名古屋へ転校してしまった泉のよこした「寂しい」という文面の手紙に居ても立ってもいられなくなった満男は、バイクで名古屋へ向かう。旧名古屋球場裏の新幹線を見下ろす安アパートに着いてみると、泉は母との暮らしを嫌って佐賀の叔母の家へ移ってしまった後だった。・・というわけで、佐賀でも寅と満男と泉とマドンナの四人が鉢合わせするという恒例の展開になる。

 満男は佐賀から帰途に就く際、コンビニの公衆電話から柴又の自宅へ電話を入れる。当時使用が開始されたばかりと思われるカード式公衆電話を使ってである。一方寅の電話は常に10円玉しか使えない、あの忙しい「赤い公衆電話」と相場が決まっている。私にも覚えがあるが、あの電話機で遠距離をかけるには事前に何十枚も10円玉を用意しておかなければならなかったのである。

 御前様がさくらと縁側で談笑しているところへ「頭の良くなるヘッドバンド」をした源公がお茶を持って来る。寅から1,000円で買ったのである。遺憾ながら私にはこのバンドが三十年前に流行っていたという記憶はない。

 改修前の古い「矢切の渡し」が出て来る。寅もこれに乗って柴又にやって来るのだが、わざわざ千葉県経由で里帰りするものかどうか、ちょっと不自然と言えば不自然であるが・・。

男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989) - goo 映画男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989) - goo 映画

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by musasinokosugi | 2009-10-07 23:07 |
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  メディアは「百年に一度の暴風雨」だとか「世界同時の大不況」だとかと言葉面では大騒ぎしているのだが、彼らがどこまで身につまされて今の事態を実感しているのかは甚だ疑問で、NHK7時のニュースなどこの期に及んでまだ「雇用調整」などと言葉を飾ればどうにかなると思っている。頭痛なしめ!「首切りと言え、首切りと!」彼らに限らず一般に「言葉に力がない」ということはそれだけ実質の重みのない空疎な言葉ばかりが日々あたりを飛び交っていることの証しである。まったく何を信じ、誰の言うことに信頼を置いて毎日の生活の指針指標としていったら良いのか、皆さんさぞお困りでござんしょう。笑。「笑っている場合じゃない」ったって、あーた、このご時世もう笑うしかないじゃあ~りませんか。というわけで、こういうときは3本立て500円の飛田映画でも見るしかないのでありんす。火曜日と金曜日はサービスデーですからあちきも久しぶりに行きました。今回は幸運にも3本ともアタリでした。ぁそ。気分が良かったので帰りに通ったアーケード商店街のダンボールハウスも久しぶりに撮影しました。映画館の近くの玉出スーパー前の駐車場ではテッパツしているひとたちも見掛けましたよ。テッパツ(鉄発)というのは酒の「鉄製」自動販売機のことで、転じて自販機の前で即興的に繰広げられる道路端の酒宴のことである。尤もスーパー前の自販機には酒は置いてなかったような気もするので、アルコール類は酒のアテ同様店内から仕入れて来たものかも知れない。店の前に常駐している筈の警備員が(店頭の宴会を見掛けたら注意しなければいけないためそれを黙認するためか)店内に引っ込んでしまっていたのが印象的だった。法だとか規則だとかは常識の範囲内で柔軟に運用していればいいのである。・・というわけで今日は映画の話をひとくさり。w

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1.男はつらいよ第15作『寅次郎相合い傘』(1975年8月)

 マドンナはリリーこと浅丘ルリ子であるが、導入部の主役は船越英二演じる某家出中年である。寿司屋の旦那と別離したリリーが寅と逢いたくなって二年ぶりにとらやを訪れるが寅は不在で、北へ向かった彼女は夜の函館港『北海ラーメン』の屋台で偶然寅と再会を果たす。
 東京の裕福な家庭を「蒸発」し寅と旅先で知合った「パパさん」こと兵藤(船越英二)は、途中屋台で合流したリリーともども三人で貧乏旅行を続け、小樽では30年前に別れた初恋の人・信子(岩崎加根子)の経営する喫茶店に一人で会いに行くが、不意に「今の自分には彼女に何もしてあげられない」という強烈な無力感に襲われてすぐ引き返してしまう。ここが前半の山場である。
 寅とパパさんとのこの「反省会」がリリーには気に食わない。「女に何かしてあげられるなどと思うのは『男の甘え』『男の思い上がり』で、自分は『女の幸せは男次第』だなんて考えたことは一度もない」と俄然断然ウーマンリヴみたいなことを言い出して挙句は「そんな甘っちょろいことばかり言っているからあんたは(つまり寅は)いつも女に振られるんだ」と寅に噛付く。これに寅が「可愛げのない女だ。てめえこそ寿司屋の旦那と別れたなんてかっこいいこと言ってるが本当は捨てられたんだろう!」とやり返したものだからリリーは激怒し三人旅はここで空中分解してしまう。この辺の件は山田監督にしてはよく出来ていて感心させられた。(笑)
 この「三人旅」を通して、車中の移動の様子や駅舎での野宿が明けた朝の様子、更には寅とリリーがサクラになって繰り広げた「倒産バイ」の様子など、いずれも実に楽しげで雰囲気が良く出ていて見応えがあった。『三人旅』という他愛もない落語が江戸にも上方にもあるが、「三人いれば社会」である以上、旅は確かに三人連れがいいのかも知れないと私も思った。w

 テキヤの『倒産バイ』だが、映画を見ていない人のためにどういうものか説明しておくと、まず粗悪品の万年筆を『火事に焼け出された』からと偽ってわざと真っ黒の重油で油塗れにして置いて路傍に並べ、これを「汚れてはいるが会社が倒産して退職金代わりに貰った高級品だ。生活が成り立たないからどうか買ってやって下さい」とやるわけで、私は幼少の頃実際町で何回かこれを見掛けたことがある。バイ人が油をウェスで拭取ると、あれあれ本当にピッカピカになるところが凄かったのである。
 いつも言うように寅は現実には存在し得ない「架空のテキヤ」だからいつどこへ行っても好きなバイ(商売)が出来るわけで、今回もどうしていきなりそんな商売が可能になったのか、そういう面倒な説明は一切省略されている。

*この第15作が名作と言われる理由の一つに1.『メロン騒動』と2.『雨の柴又駅』のエピソードがあるが、前者の挿話はちまちま惨めったらしくて私はあんまり好きじゃない。確かに昔はメロンは高級品だったんだけど、騒動の果て最後につねのおばちゃんが「メロンなんて貰わなければ良かった」と泣くところなど話が出来過ぎていていささか鼻に付くのである。
 2.のシリーズのタイトルにもなっている寅とリリーの『相合い傘』のシーンは努めて軽く描写されていてこちらは好感が持てた。

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2。実録・安藤昇アウトロー侠道伝『烈火』(2002年東映)

 どこが実録ものなのかよくわからないけど、私はこの手の映画は好きじゃないのであんまり見ないで帰ってしまうことも多いのだが、かと言ってヤクザ映画一般が嫌いというわけではなく、あくまでこれは監督や役者さん次第なのである。今回の監督は三池崇史でこの人のギャングものは私は嫌いではない。出演は:竹内力、遠藤憲一、美木良介、千葉真一、内田裕也、丹波哲郎、山口祥行、石橋蓮司・・となっていて、gooではヤクザ映画常連の男優ばかりが紹介されていたが、韓国人役の若い女優二人も可愛かった。

 それより私が入場した際上映されていたこの映画のクライマックス・シーンで今は懐かしい『フラ・トラ』の『SATORI』が(再結成後の演奏なので現代風にアレンジされていたが)使われていたのが嬉しかった。あとでわかったが「あーあーあー♪」と歌うだけの曲(←こっちの曲名は知らない。最後に「カ・ミ・カ・ゼ吹いたぁ~っ」と歌うんだったかな。だったら『カミカゼ』かも?)も冒頭で使われていた。
 昔ジョー山中や内田裕也らの『フラ・トラ』即ち『フラワー・トラベリング・バンド』という個性的な音を出すロックバンドが一部ファンの間でブイブイ言わしていたのである。彼らは日本国内でよりもまず欧米公演で先行して人気を博していた。私はこのバンドの詳しいことは何も知らなかったが、私が二十代の頃は某喫茶店のジュークボックスに彼らのレコードが1枚入っていてしばしば鳴らされていたからよく聞いていたのである。昔の音源は今ツタヤに置いてあるのだろうか、今度訊いてみよう。w

cf.実録・安藤昇侠道<アウトロー>伝 烈火

註:YouTubeには再結成されたフラトラのmovieが幾つかアップされているので興味ある人は探して下さい。

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3.『風の武士』(1964年)

司馬遼太郎の同名小説の映画化で、主演大川橋蔵、監督加藤泰という豪華キャストの忍者もの映画である。
 熊野に『安羅井の里(やすらいのさと)』と呼ばれる秘境があって、そこでは平家落ち武者の子孫が代々砂金を掘り続けていたが、そこへ入るには「にぶつ姫縁起」という絵巻物の道中地図がなければ何人も到達出来ない。
 この秘境の存在をかぎつけた紀州藩が狙うのが絵図と疫病を避けて里から江戸へ密かに避難させられていた里長の姫君であるが、これに老中水野和泉守の密命を受け姫と恋愛関係に陥る忍者・名張(大川橋蔵)や里から派遣されながら裏切って私欲に走る高力、大坂の豪商などが絡んで死闘を繰り広げるわけである。

キャスト:大川橋蔵 オオカワハシゾウ(名張信蔵)・・最初は『若様侍』風に遊び人の次男坊として登場するが実はご公儀お庭番である。
久保菜穂子 クボナオコ(お勢以)・・名張の恋人というか二股をかけている飲み屋のねえちゃん。よく面倒を見てくれる。
桜町弘子 サクラマチヒロコ(ちの)・・表向き町の剣術道場の娘ということになっているが、実はいずれは『安羅井の里』の里長(さとおさ)の地位を引き継ぐ宿命の姫君で、序盤は名張と『一の酉』へ出掛ける町娘、中盤からは里の危機を知ってお姫様の装束で紀州藩と共に西へ向かうのである。ぁそ。
中原早苗 ナカハラサナエ(お弓)・・『猫』の情婦というか手下の者で名張の見張り役として張り付けられるがすぐ名張に惚れてしまう。あちゃ。
大木実 オオキミノル(高力伝次郎)・・こいつが悪い奴で、道場主を殺し、姫を手籠にしようとしたりで、モー大変。最後まで名張と対峙する仇役である。
南原宏治 ナンバラコウジ(猫)・・よくわからないんだけど、彼もご公儀お庭番かな。名張を支えるんだか顎で使うんだがよくわからない。大坂奉行にもあれこれ指図出来る影の実力者なんだけど、それにしてはいつも単独行動で部下はお弓しかいない。最後はそのお弓に致命傷を負わされる。
北村和夫 キタムラカズオ(名張与六)・・名張のお兄さん。ちょい役。
野際陽子 ノギワヨウコ(律)・・この人が兄嫁で居候の弟の面倒を見ている。
宮口精二 ミヤグチセイジ(平間退耕斉)・・町道場の師範で姫の守護役だったが紀州藩の闇討ちを受け、最後まで信頼していた高力に殺される。あちゃ。この裏切りの真相は最後の最後まで明らかにされない。
進藤英太郎 シンドウエイタロウ(紀州屋徳兵衛)・・紀州藩の大坂窓口の豪商である。お馴染みの悪役ぶりだったが戦略の違いで高力と不和になって殺されてしまうので出番は短かった。ぁそ。
西村晃 ニシムラコウ(水野和泉守)・・ここも最初名張に密命を与えるだけであとは出て来ない。

 というわけで、脚本が悪いのか原作が悪いのか知らないが、やたらごちゃごちゃバタバタするだけという印象で、ストーリー展開が恋愛もの仕立てだったりしてそれなりに楽しかったが、作品としての完成度は低い。
 goo映画では珍しく95点という高い評価が付いていたがこれは見解の相違というもので私だったらせいぜい65~70点くらいしか上げられない。ただ監督が加藤泰だから、時折ギョッとするような映像美のカット割が差し挟まれる。やあ、映画って本当にいいですねってか?w

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by musasinokosugi | 2008-12-17 20:14 | 写真・ムービー等
by musasinokosugi | 2008-11-25 23:13 |
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飛田東映に寅さんがかかったので見に行った。写真は上映中のロビーの様子である。偶然他に人がいなかったので撮る気になった。終日500円でない日は空いているのである。
 昨日は『男はつらいよ・浪花の恋の寅次郎』(シリーズ第27作目。マドンナは芸者役の松坂慶子)『鬼平犯科帳(劇場版1995年)』『緋牡丹博徒・花札勝負』の3本立てだった。
 鬼平は以前この映画館で見た。お龍さんのシリーズは最近ここでよくかかっている。今回は明治中期の名古屋が舞台で監督は加藤泰である。これは若い頃何回か見た。
緋牡丹博徒 花札勝負 - goo 映画
緋牡丹博徒 花札勝負 - goo 映画

男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(1981) - goo 映画
男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(1981) - goo 映画


*で寅さんはややストーリーが散漫で、諸所描写される大阪の寸景も今とは雰囲気が違っていて、なんというか、私とは違うところを見ているなという印象だった。
 鬼平は豪華キャストの割りには、これもストーリーが弱いと思った。大阪枚方の三十石の渡し舟と食らわんか舟の描写は円生の落語を連想させて私には楽しかった。
 お龍さんは藤純子が相変わらず(はあ?)きれいで、私にとっては古き良き時代の思い出がいろいろ出てくる映画である。6/25の夜7時から京都テレビでこのシリーズの放映がある。

by musasinokosugi | 2008-06-20 20:26 | 写真・ムービー等

餃子・映画。

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 まず餃子の毒物事件だが、ここへ来て過失による混入ではなく故意説が大きく頭を擡げて来た。食品テロである。これが中国ではこの工場に限らず多発しているというのである。愉快犯は別として、よくよく対象に不満を抱かない限りはそういう実力行使には向かわないと私は思うが、中国では最下層の労働者への待遇が私たちの想像を超えて劣悪なんだそうで、ということであれば、そういう恨みつらみが渦巻いている社会での食品製造に我々は大きく依存していることになる。
 日中の捜査当局だが、日本側は袋詰めの段階での投入を一番に疑っていて、これに対して中国側は出荷後流通段階での投入に主な疑義を向けており、日本に於ける流通過程も詳しく知りたがっているとの報道である。
 今回新たに福島県喜多方市コープ会津のサンプル再調査で昨年 6/3製造の餃子から発見されたジクロルボスという殺虫剤成分は、日本でも比較的容易に入手可能ということであるが、それにしても袋等全体の濃度が 110ppmというのは誰かが故意に薬品を噴霧などしない限り凡そ考えられない高濃度らしい。
 この生協では11/10に「オイル臭が強過ぎて食べられない」との訴えがあった十日後の11/20にはトルエン・キシレン等揮発性油分は検出したもののそれ以上の疑問は抱かず製品はそのまま売られていたという。「油臭い」というだけではまさか殺虫剤の混入までは想定出来なかったということだろうか。そしてこれはテレビの解説者も言っていたことだが、無差別の食品テロに走った側は、6/3に揮発性の薬剤を混ぜ込んでやったのにちっとも騒がれない~効果がなかったと考えて、10月、更に強力なメタミドホスの使用に踏み切ったという可能性は当然ある。だとすればなんかやりたい放題じゃないかという印象だ。この工場では自分の携帯電話を誤って蒸し工程に送り込んでしまった女子工員が、それを取りに入ってそのまま蒸し器の中で蒸し殺されたという事件もあった。こういう事故だったら高度成長期にあった我が国でも実は何回も起きている。報道されなかっただけだ。というわけで、今日は昨日見た映画の話。

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1.男はつらいよ。寅次郎アジサイの恋。
男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(1982) - goo 映画
男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(1982) - goo 映画


 これはシリーズ第29作だったかな、マドンナ役は石田あゆみで、ご当地は京都~丹後方面。
 この映画で寅はなんと、かがりさん(石田あゆみ)という子持ちの女性に「付け文」されるんだけど、「付け文」って若い人は知らないかも知れないけど、これは何かと言うと、大人の男女間の話だからね、要はラブレターのことで、でも寅が手渡しで密かに手紙を渡されるなんてこと、私は記憶にないんだけど、他にあっただろうか、これって大事件だぁ。
 以前にも言ったように、この映画館では最近「男はつらいよ全48作」を最後の48作目からひとつずつ遡るという趣向で上映していて、満男くんがどんどん若返って行ったりするから面白いわけね。あっそ。

 それで、付け文された寅が舞い上がって大騒ぎするのはいつものパターンだとしても、かがりさんに「あんなことして御免なさいね」と何回も詫びさせるのは嫌味というもので、それをまた「いや、いいんだよ」と寅に否定させるのはもっと嫌味であって、「なんだ山田監督は男尊女卑の古いモラルの守護者なのか」とかんぐりたくなろうというものである。
 結果どういう流れになるのかと言えば、クライマックスの、いざ鎌倉アジサイ寺での「おデート」の段となってからが妙に暗いのである。デートに無理矢理連れて行かれた監視役(?)の満男くんまでもが、とらやに帰ってからもふさぎ込んでしまったように、なんでこんなに暗い話にならなければならないのかと見ているこちらが一種不審の情を抱いてしまうほどである。訊けば寅はかがりさんと別れた後の電車の中で「俺は駄目な奴だ」と泣いていたのを満男くんに見られていたのである。あちゃ。これは尋常ではない。というか、これも「寅が勝手に恋をして勝手に失恋する」といういつものパターンに無理矢理放り込むことが可能であることは間違いないとしても、ちょっと変ていうか、まるで「女のくせして付け文なんてするからだ」とでも言いたげな、ぎくしゃくしたストーリー展開なのである。
 で、私には人間国宝の陶芸家と寅とのやり取りだけが明るく楽しく救いだったという印象で、最後さくらが「かがりさんはおにいちゃんを好きだったかも知れないね」と寅を励ます段などは「説明(←吉本隆明先生言うところの指示表出)のし過ぎ」だったと私は思った。あそ。

2.座頭市千両首。
座頭市千両首 - goo 映画
座頭市千両首 - goo 映画

 これはいいも悪くもなく、昔はこういう真面目くさった尋常な作りの映画が主流だったんだね。監督はどういう人なのか知らないけど、時折やけに凝ったアングルのカメラワークがあったりして、私にはそれが興味深かった。

3.陽気なギャングが地球を回す(2006年)

 座頭市と比べたら、この映画はいったい何だろう?!(笑)
 昔はこういう映画はなかったよ。時代を感じます。ぁそ。
 人気小説の映画化ということで、原作を知らないからどこまで原作に忠実なのか私にはわからないけど、楽しい映画だった。日本映画もだんだん守備範囲が広くなって来たね。思うのは、役者さんというのはいい監督、いい脚本に出会えればみんなそれなりにいい演技を見せてくれるということ。あっそ。

by musasinokosugi | 2008-02-06 15:56 | 写真・ムービー等

今年最後の飛田東映。

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 『トビタシネマ』『飛田東映』は年内は今日で終わり。12/30.31-01/01まで三日間閉館である。閉館中に館内の修理~改装等手がけるかと思いきや、金がないのか毎年ほったらかしなので、今年も壊れた椅子とかはそのままだろう。あっちゃ。blogでも立ち上げてプログラムの予定とかを公開したら良さそうなものだけど、客層がPCなんか持っていそうもないということなのか、全然そういう方面は商売熱心じゃないんだね。客が少ない日なんか「こんなんで従業員の給料払えるんだろうか?」と私など心配になって来るが、従業員が逃げたなんて話は聞かないからそこそこやっているのだろう。昨日は今年最後の500円サービスデーということでお客は多かった。私がこの映画館で一番嫌なのがタバコである。一人が吸い出すとあちこちで喫煙が始まるのには閉口する。上映中ゴホゴホ咳をしながらでもニコチン中毒者は喫煙する。明白な消防法違反だが、注意したりすれば客が逃げるということか、従業員は幕間のゴミ掃除しかしない。というわけで、来年もまた500円の日に行くつもり♪ぁそ。

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1.第32作 1983年(昭和58年)『口笛を吹く寅次郎』
 マドンナ役は備中高梁のお寺の出戻り娘・竹下景子である。この人は寅さんのシリーズで3回だったかマドンナ役を演じている。監督の受けが良かったんだろうか?w
 備中高梁と言えば私がこの秋小旅行した際通過した場所だが、私の場合乗り換えの待ち時間を利用してほんのちょっとだけ駅前に出ただけなので、町の広範な様子など覗うだけの余裕はさらさらなかったが、駅前に『男はつらいよ第32作撮影の地』という看板があったので撮って来た。
『ご当地もの』と言っても山田監督の場合、細部に亘って熱心に描写するときとおいしいところだけさっと流して撮るときと二通りあるように思う。この第32作の高梁は描写が詳しい方だろう。ともあれ『男はつらいよ』シリーズは日本全国ふるさと巡りの映画なのである。

男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983) - goo 映画男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983) - goo 映画

2.あかね空
あかね空 - goo 映画あかね空 - goo 映画

 今年3/31公開のこの映画は期待していた程には面白くなかった。本が悪いのか監督が悪いのか、或いは両方が悪いのか不明ながら、何を言いたいのかさっぱり伝わって来ないから『で、だからどうしたの?!』ってなもんである。幼少時祭りで賑わう浅草永代橋の上で迷子になった男が成人後は闇の『親分』となって活躍する話(?)ではなく、京風の豆腐を深川で売り始めた豆腐屋一家の物語だが、個々の人物描写が甘いから私には全てが中途半端という印象だったのであるが・・↓ 以下goo映画によると:

江戸は深川蛤町。職人たちが多く暮らす長屋が並んだ裏町で、井戸から汲み上げた水をじっと眺めている旅姿の男―京の豆腐屋で修行し、江戸で店を持つためにやってきた永吉は、近くに住む桶屋の娘おふみと出会う。お互い惹かれ合うものを感じた二人は、京の豆腐を江戸で売り出すために力を合わす。影で見守る清兵衛とおしのは、幼くして行方知れずになった息子を永吉に重ね合わせ、何かと力になるのだった。そして18年の時が流れ…。

原作は、江戸を舞台に数々の人情味溢れる時代小説を発表している山本一力。市井の人々の人間模様を細やかに描写した原作の魅力はそのままに、映画では所々にVFX映像を用いながら迫力のある“江戸の風景”を見せてくれる。再現された当時の深川の町並みや隅田川に架かる永代橋の全景は、物語にリアルな迫力を生み、観るものをあたかも200年前にタイムスリップさせてくれるかのようだ。主演の内野聖陽の硬軟演じ別けた(2役を演じる)名演ぶりは、まるでしゃきっと腰のある江戸前木綿豆腐と、柔らかい京風豆腐の違いを表しているかのようで楽しめる。

↑ とまあ、ベタ褒め(?)だから、これは見解の相違というものである。w

by musasinokosugi | 2007-12-29 14:28 | 写真・ムービー等